「中古でもいいので激安の移動販売車を購入したい」
「激安で買える中古移動販売車の種類を知りたい」
「初期費用を抑えたい」
このような悩みを抱えていませんか?
中古のキッチンカーを狙うのは、費用を抑えたい人にはおすすめの方法です。ただし、デメリットもあります。
そこでこの記事では、
- 移動販売車を激安で購入する方法
- 中古の移動販売車のメリットとデメリット
- 購入時の注意事項
- 激安で買えるおすすめの中古移動販売車の車種
- その他の方法や補助金
を解説します!具体的なおすすめの車種も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 半年間の契約で月額20万円
- 開業に失敗しないためのサポート
- 最短納期なら1ヶ月半後にスタート
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中古のキッチンカー(移動販売車)を激安で購入する4つの方法
中古のキッチンカーを激安で購入する方法は、主に以下の4つです。
- 中古車検索サイトで探す
- オークション・フリマサイトを利用する
- 知り合いに交渉する
- Twitter・Instagram・YouTubeなどのSNSで呼びかける
順番に見ていきましょう。
1. 中古車検索サイトで探す
中古車検索サイトの利用は、中古車探しで1番手軽な方法です。全国にある豊富な在庫から、金額や車種など自分の条件に合った車を検索できます。代表的なサイトは「グーネット」や「カーセンサーnet」で、キッチンカーの中古車も数多くあります。
ただし中古車検索サイトでは、直接的なアドバイスが受けられません。つまり、ある程度の条件が決まっている人におすすめの方法とも言えます。
また、中古車検索サイトは多くの人が利用しています。そのため条件のいい車は、すぐに売れてしまう可能性が高いです。気になる1台を見つけた場合は、すぐに問い合わせるのがポイントです。
2. オークション・フリマサイトを利用する
オークション・フリマサイトを利用すると、中古のキッチンカーを相場よりも安く購入できる可能性があります。たとえば2021年7月現在では、以下のような中古キッチンカーが相場よりも廉価で出品されています。
サイト名 | 車種 | 車名 | 価格 |
ヤフオク! | 軽トラック | ハイゼットトラック(ダイハツ) | 50万円~ |
メルカリ | 軽トラック | キャリー(スズキ) | 80万円~ |
購入費用だけを見るとお得なオークション・フリマサイトですが、デメリットもあります。
車両のプロではない人が保管・整備をしていたケースがほとんどのため、故障リスクが高いです。低価格で購入したのに、修理代で他の購入方法よりも割高になる可能性があります。
また、購入後の保証がないため、トラブルは全て自己責任です。オークション・フリマサイトは慎重に利用してください。
3. 知り合いに交渉する
知り合いに交渉して購入できると、相場よりも激安で購入できる可能性が高いです。手数料がかからず、さらに個人間売買であれば消費税もかかりません。キッチンカーオーナーの知り合いがいる場合は、相談してみる価値は十分にあるでしょう。
しかし、知り合いからの購入は車両の安全性が確保されているとは言えないため、トラブルの危険性があります。さらに名義変更の手続をする手間もかかります。リスクや手間を考慮し、購入するなら信頼できる知り合いからに限定しましょう。
4. Twitter・Instagram・YouTubeなどのSNSで呼びかける
SNSは拡散力が高く、思わぬ出会いが期待できます。これからキッチンカーを売却するか検討している人に、いち早くリーチできる可能性があります。
さらにフォロワー数が多い人の呼びかけの場合、宣伝を条件に激安で購入できるかもしれません。呼びかける際は、予算や車種などの希望条件を詳細に伝えるのがポイントです。
ただし、SNSでの呼びかけも個人間でのやり取りになるケースが想定されます。そのため購入後のトラブルには、くれぐれも注意してください。
中古のキッチンカー(移動販売車)を購入するメリット
中古でのキッチンカー購入には、以下2つのメリットがあります。
- 開業準備の手間が削減できる
- 自分好みにカスタマイズできる
詳しく確認していきましょう。
1. 開業準備の手間が削減できる
中古のキッチンカー購入は、最も開業の手間が削減できる方法です。すでにキッチンカーとして営業していたので、そのまま使用できるケースが多いでしょう。
自分の出店エリアと同じ地域で購入すれば、保健所の営業許可取得もスムーズです。手間が少ないので、空いた時間でメニュー開発や告知に注力できるのもメリットと言えます。
また、中古車は納車が早いです。車両の状態にもよりますが、1~2週間での納車が可能です。業者に製作を依頼すると1~2ヶ月、自作の場合は数ヶ月かかるので、かなり時間が短縮できます。スムーズに開業したい人にとって、中古のキッチンカー購入はうってつけの方法です。
2. 自分好みにカスタマイズできる
キッチンカーのレンタルやリースは初期費用を抑えられますが、自分好みにカスタマイズするのは困難です。一方で中古車を購入してしまえば、外装や内装を自由にカスタマイズできます。
自分好みにカスタマイズすることで、愛着も湧くでしょう。メニューや出店場所、ターゲットに合わせた外装にすることで、集客力アップも期待できます。
中古のキッチンカー(移動販売車)を購入するデメリット
中古のキッチンカー購入には、デメリットが3つあります。
- 修理費がかかる場合がある
- トラブルが発生した場合、対応などに時間を取られる
- 保証期間が短くなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 修理費がかかる場合がある
キッチンカーに限らず、中古車はどうしても故障リスクが新車よりも高くなります。前オーナーがどのように使用、保管していたかわからず、車両のコンディションが一定ではないためです。
たとえば走行距離が短い場合でも、見えない部分が傷んでいる可能性があります。購入して1ヶ月以内に故障してしまうケースもあるでしょう。何度も修理に出すと、出費が新車購入よりも高くなるかもしれません。
もちろん、全ての中古車が故障しやすいわけではありません。どうしても安全性が不安な人は、アフターケアのサービスが充実した中古車販売店での購入が安心です。
2. トラブルが発生した場合、対応などに時間を取られる
故障などのトラブルが発生し、対応などに時間を取られるというデメリットにも注意してください。もし走行中にエンジントラブルが起きると、レッカーの手配などの手間がかかります。もちろんその間は営業ができないので、売上は0円です。
さらに修理のために工場へ預ける場合、キッチンカーが戻ってくるまで営業ができません。もし大規模なイベントでの出店予定があった場合、多額の売上を失います。何日間も営業ができないのは、大きな機会損失です。
時間を取られるリスクを回避するためにも、中古車を買う場合は特に定期的な車両メンテナンスが大切です。
3. 保証期間が短くなる
新車の場合、製造しているメーカーが提供する「メーカー保証」があります。充実した保証内容で、オーナーが変わる際も名義の引き継ぎが可能です。しかし保証期間は新車登録時から5年間と、そう長くないことは知っておきましょう。
中古車販売店による保証もありますが、新車に比べると保証適用の条件が厳しいです。たとえば「納車後6ヶ月以内」「納車後の走行距離3,000km以内」などです。中古のキッチンカーを購入する際は、保証期間が短くなるデメリットに注意してください。
中古のキッチンカー(移動販売車)購入時のチェックポイント
こちらでは中古のキッチンカー購入時のチェックポイントを、5つに分けて解説します。
- 価格が安い理由
- 諸経費の内容
- 販売エリア
- 試乗の可否
- 営業許可の取得に必要な設備の有無
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 価格が安い理由
価格が安い中古車には、何らかの理由があります。まずは年式・走行距離をチェックしてください。中古車は一般的に年式が古い、走行距離が長いほど価格が下がります。費用を抑えられるのはメリットですが、その分故障リスクは高まります。
また、修復歴車には特に注意してください。修復歴車とは、骨格部位などが損傷している車や、その損傷箇所の交換や修復を行った履歴のある車を指します。たとえば、ブレーキ機能が損傷している場合、運転に大きな支障が出る可能性があります。価格が激安な場合でも、安全性については慎重に判断してください。
2. 諸経費の内容
中古車を購入する際、本体価格以外にも諸経費がかかります。諸経費の相場は、本体価格の10~20%が目安です。諸経費には「法的費用」と「代行費用」の2種類あります。
内容は以下の通りです。
【法定費用】
名称 | 金額 |
自動車税 | 排気量により変動 |
自動車重量税 | 重量により変動 |
環境性能割 | 年式により変動 |
自賠責保険料 | 保険期間に対応した一定額 |
リサイクル料金 | 7,000~18,000円 |
消費税 | 法定費用以外の金額の10% |
【代行費用】
名称 | 金額の目安 |
車両登録代行費 | ~3万円 |
車庫証明代行費 | ~2万円 |
納車費用 | 5,000~3万円 |
洗車費・クリーニング費 | ~5万円 |
注意が必要なのは、代行費用に関しては販売店が自由に決められる点です。そのため、諸経費で思わぬ出費が増えるケースもあります。事前に販売店へ確認するようにしてください。
3. 販売エリア
販売エリアが遠い場合、納車費用と別途「陸送費」がかかります。相場は近隣の県だと2万円ほど、遠方だと10万円以上かかるケースもあります。できるだけ近隣のエリアで購入するようにし、いずれの場合も必ず事前に見積もりを依頼しましょう。
近隣エリアで購入するメリットは、ほかにもあります。自分が営業予定のエリアで中古のキッチンカーを購入すれば、保健所の営業許可取得のための条件を満たしている可能性が高く、営業許可取得の工数が削減できます。キッチンカーを中古で購入する際は、販売エリアのチェックを忘れないでください。
4. 試乗の可否
ネット上の画像だけでは、車両の状態を正確に把握するのは困難です。そのため、できるだけ試乗することをおすすめします。エンジンの掛かり具合や乗り心地、厨房スペースの使い勝手などは、実際に乗って試した方が安心です。
オークション・フリマサイトでは現物が見られないケースが多いでしょう。しかし、近隣での出品の場合は交渉次第で試乗ができるかもしれません。購入後のトラブル回避のためにも、試乗の可否はチェックしてください。
5. 営業許可の取得に必要な設備がついているか
キッチンカーでの開業は、保健所からの営業許可が必須です。食中毒を起こさないために、キッチンカーの厨房スペースは徹底した衛生管理が求められます。中古のキッチンカーを購入する際は、営業許可の取得に必要な設備がついているか確認しましょう。
営業許可の取得に必要な設備は、以下の通りです。
- 手洗い・洗浄用シンク
- 給水・排水タンク
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 換気扇
- 電源設備
- 石鹸・消毒液
- ゴミ箱
ただし営業許可の条件は保健所ごとに異なるので、自分が出店する地域の保健所へ相談をしてください。
激安で買えるおすすめの中古移動販売車の車種
激安で買えるおすすめの中古移動販売車の車種は「軽トラ」と「軽バン」です。キッチンカーの製作にかかる費用は、業者へ依頼する場合で250万円、自作の場合で100万円が目安になります。しかし中古の「軽トラ」「軽バン」であれば、100万円以下でも購入可能です。なかには50万円ほどの車両もあり、まさに激安と言えます。
「軽トラ」「軽バン」の特徴は、以下の通りです。
車種 | 特徴 |
軽トラ | ・小回りが利く
・狭い駐車スペースでも問題ない ・厨房スペースで立って作業できる |
軽バン | ・運転がしやすい
・流通している台数が多く低価格 ・スペースが狭いので立っての作業は難しい |
激安の中古キッチンカーを購入したいなら、まずこの2車種で探してみてください。
費用を抑えるためには自作も方法の1つ
費用を抑えたい方は、キッチンカーの自作も方法の1つです。ベース車両に安い中古車やすでに所有している車を利用すれば、費用を大幅に抑えられるでしょう。
キッチンカーの製作はプロでないと難しい作業もあるので、自作では手間も時間もかかります。完成までに数ヶ月かかるケースも珍しくありません。また安全面の不安から、保健所の許可が下りにくいというデメリットもあります。
しかし、もしあなたに開業まで時間の余裕があるなら、自作は大いにチャレンジに値する方法です。
キッチンカー(移動販売車)の購入に利用できる補助金・助成金
キッチンカーの購入には、利用できる補助金や助成金があります。申請の手間や審査に条件がありますが、うまく利用できれば自己負担を大きく減らせます。
補助金や助成金は、国からや地域からのものなど、種類は様々です。キッチンカーの購入に利用できる主な補助金・助成金は以下の3種類です。
- ものづくり補助金
- 創業支援等事業者補助金
- 地域雇用開発助成金
また、日本政策金融公庫からの借入を打診するという手もあります。日本政策金融公庫は新しい産業を生み育てるために運営されている、国が100%出資の会社です。そのため起業家支援に積極的で、多彩な融資制度があります。
「新創業融資制度」では、担保や連帯保証人が不要で融資が受けられる可能性があります。申込みから融資実行までスピードが速く、審査もそれほど厳しくないのが特徴です。補助金や助成金と異なり返済義務がありますが、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。