急ぐあまり処刑台に登る人の特徴5選!数字を見れない飲食店は潰れます

ビジネスを始めるとき、誰もが成功を夢見ます。しかし、その成功を急ぐあまりに自ら失敗へと直行する道を選んでしまう人々がいます。彼らはまるで処刑台へ急いで登るかのように、致命的な選択を軽々としてしまうのです。
今回は、多くの飲食店経営者がつまずき、数千万円もの資金を溶かしてしまう原因となる、「急ぐあまりに処刑台に登る人の特徴5選」を徹底的に解説します。これらはすべて、目先の利益や安易な妥協から生まれる、ビジネスの根幹を揺るがすミスばかりです。
ビジネスの基本は、お客様に喜んでいただくこと、そして、数字に基づいて論理的に経営することです。成功を焦る人はこの基本を忘れ、自分の都合や思いつき、あるいは単なる不安解消のために行動してしまいます。
ここで紹介する5つの特徴は、特に飲食店などでよく見られる「負けパターン」です。これを心に刻み、自分で死にに行くような選択をしないように細心の注意を払ってください。
▽記事の内容を動画で視聴したい方はコチラ
本記事のリンクには広告を含んでいます。
【処刑台の特徴:土台の欠陥】変えられない要素を安易に妥協する人

成功を急ぐ人が真っ先に犯し、そして致命傷となるのが、ビジネスの「土台」となる要素を安易に妥協することです。特に「物件」と「業態」は、後から変えることが極めて難しく、初期の判断ミスが事業全体を破綻に導きます
特徴1:焦りと妥協が生む「負けるべくして負ける」物件
物件は、一度決めたら一番変えられない要素であるにもかかわらず、失敗する人は物件を「なんとなく」で決めたり、決まらないことへの「焦り」から、「ここでいいや」と妥協します。これは、まさに「負けるべくして負けている」行為であり、「自分で死にに行く」と言っても過言ではありません。
ラーメン屋のように単価が低い業態は、数を稼ぐ必要があります。それなのに、人通りが少ない場所に出す時点で、集客という点で既に負けています。家賃は数十万円の違いしかないのに、「安ければいい」という短絡的な思考に陥りがちです。
例外的な成功例もありますが、多くは平日ガラガラで、売れているように見えて売れていません。悪い立地を選んでしまえば、その後に広告や人件費でどれだけ挽回しようとしても、数千万円を溶かすという結果を招きかねません。物件に一番力を入れるべきです。
特徴2:数字を無視した「アーティスト感覚」の危険性(業態)
2つ目の土台の欠陥は、「マーケットイン」ではなく「思いつき」で業態を選んでしまうことです。今の時代、「イケてる業態」でないと売れません。ラーメン屋の社長が「なぜか丼もので勝負してみたい」と言い出すように、自分の「やりたいこと」や「思い込み」を優先する人がいます。
彼らは、「世の中にまだ受け入れられていないから、その業態がない」という事実が理解できていません。商売の本質は、お客様に喜ばれることです。お客様の視点に立たず、特定の居酒屋での成功例など限定的な情報を根拠に、初期のフェーズから世の中に受け入れられていない業態で勝負するのは、失敗への最短ルートです。
数字に基づいてマーケットのニーズを探し、お客様が喜ぶことを提供する。この論理的なプロセスを無視し、アーティスト感覚で事業を始めるのは致命的です。
【処刑台の特徴:ランニングコストの誤謬】人を削ることで成長を止める人
処刑台へ登る人が次に犯すミスは、「人件費」や「広告費」という重要な投資を、目先の利益のために削ってしまうことです。これは、短期的な資金繰りを改善しようとして、長期的な成長の芽を自ら摘み取ってしまう愚かな行為です。

特徴3:オーナーだけが喜ぶ「人員削減」の末路(人)
商売の基本は人です。「すぐに利益が欲しい」という焦りから、人を削ったり、少ない人数で店を回そうとするのは、結果的にオーナーしか喜ばない選択です。人が足りない状況は、100%お客様に迷惑がかかることを意味します。
料理が遅い、接客が悪い、クオリティが低いといった結果から、お客様の満足度が低下し、リピートに繋がりません。特に、最初の3ヶ月から半年は、人を育てるフェーズであり、しっかりとした予算を持ち、人件費を適切に投入すべきです。
従業員がバタバタの中で不満を持ったお客様の相手を強いられれば、不満が溜まり、結果として辞めていきます。これが負のループの始まりです。成功するためには、お客様の満足と従業員の満足、この両方を取っていく必要があります。人を削り、教育を怠るのは、自ら処刑台への階段を登っている行為です。
特徴4:目先の数万円を惜しみ「広告」を否定する思考(広告)
集客に直結する「広告」に対する短絡的な考え方も同様です。多くの経営者は「広告をかけて儲かるの?」と疑問を抱き、目先の数万円をケチることで、その先にあったはずの大きな利益を逃します。
広告は効果が出るまでに時間がかかるものです。それなのに、1ヶ月で成果を求めてくる人がいます。「うちは味で勝負してるんで」といった論理的に破綻した言い訳で集客努力から逃げ、「どうやったら広告で効果を出せるか」を考えながらお金を使う努力を怠ります。
広告は、お客様との接点を作り、来店を促すための重要な投資です。目先の費用を惜しむ行為は、自ら成長の機会を放棄していることと同じです。
【処刑台の特徴:判断力の喪失】数字管理を放棄し迷走する人

最後の特徴は、すべての判断の基礎となる数字管理の放棄です。これができていないから、取るべき対策が間違ってしまい、事業が迷走します。
特徴5:論理を破綻させる「日次利益の無視」(数字管理)
成功している人は、細かい数字から大きな数字まで徹底的に管理しています。2時間ごとの売上と人件費、日次、週次、月次での利益確認など、細かい時間軸での利益をしっかり求めないから、最終的に利益が出ないのです。1日の利益すら出せない者が、1年で利益を出せるわけがありません。
数字管理ができないと、取るべき策が間違ってしまいます。例えば、新規客とリピーターの数など、客観的な事実に基づいて次の策を打つ必要があります。
「常連頼み」という危険な経営
数字を追っていない人に限って、「うちは常連でいっぱいなんだよね」と言いながら、新規がほぼゼロなので売上がどんどん下がっているお店をよく見かけます。
老舗店でも潰れている事実を考えれば、新規客が少なくリピート客しかいない状態は極めて危険だと分かります。新しい常連を生み出すためにも、ある程度の新規客は絶対に必要です。
理想的なバランスは、新規客(2〜3割)とリピーター(7〜8割)です。リピート数だけを稼いでいる状態は、「常連しかいない入りづらい店」を作っていることと同じであり、成長の余地を自ら閉ざしています。新規獲得の仕組みを作り、数字を追い続けることが、処刑台を避ける唯一の道です。
処刑台に登る前に心に刻む5つの教訓

目先の利益や安易な妥協に気を取られず、この5つの要素を事業の根幹として徹底してください。
- 物件:一生変えられない立地を妥協しない。
- 業態:自分のやりたいことではなく、マーケットインで選ぶ。
- 人:目先の利益のために人を削らず、教育に投資する。
- 広告:目先の数万円をケチらず、論理的に効果を追求する。
- 数字管理:細かいところまで徹底的に数字を追い、正しい施策を打つ。





