「キッチンカーの中古車を使うメリット・デメリットが知りたい!」
「キッチンカーの中古車ってどのくらいの価格で手に入れられるの?」
「中古車を購入するときに、注意すべきポイントは?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
キッチンカーの初期費用を抑えたいと考え、中古車の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、デメリットはないのか、相場はどのくらいなのか気になりますよね。キッチンカーを安く購入できたとしても、故障などのトラブルは避けたいところです。
そこで当記事では、キッチンカーの中古車を購入しようとしている方に向けて、
- メリット・デメリット
- 車両の種類ごとの相場
- 選ぶときに注意すべき点
などを解説します。中古以外で移動販売車を用意する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 半年間の契約で月額20万円
- 開業に失敗しないためのサポート
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キッチンカーを中古で用意する3つのメリット
キッチンカーを中古で用意するメリットは、主に以下の3つです。
- 初期費用を抑えられる
- 開業準備の工数が減る
- カスタマイズできる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 初期費用を抑えられる
キッチンカーを中古で用意する最大のメリットは、初期費用を抑えられることです。一例として、移動販売車でよく利用されるキャラバン(日産)の価格で比較してみます。
キャラバンのキッチンカーの中古車相場は、50~200万円程度です(2021年7月時点)。
一方、新車で購入する場合は、車両代220~400万円に加えて、キッチンカーの製作費が100~250万円程度かかります。新車のキャラバンからキッチンカーを製作する場合は、320〜650万円の初期費用が必要です。
参考:カーセンサー「キャラバン 移動販売車の中古車」
参考:日産「価格・グレード」
つまり、中古車のキッチンカーを購入すれば、車種によっては270~450万円ほど初期費用を節約できるということです。
初期費用を抑えたいのなら、中古の移動販売車を選びましょう。
2. 開業準備の工数が減る
中古のキッチンカーを利用することで、開業準備の工数が減ります。購入した状態から、すでに移動販売車の仕様になっているためです。
1から準備する場合には、車両をキッチンカーとして使えるようにしなければなりません。もし自作する場合、製作に数か月は必要です。
一方、キッチンカーの中古車は、そのままでも使用できるケースがほとんど。そのため、開業準備の手間が省けます。
準備の工数が減る分、メニュー開発や集客などに力を入れられます。
3. カスタマイズできる
キッチンカーの中古車は、購入した後にカスタマイズできることがメリットです。
移動販売車を用意する手段のひとつとして、レンタルの利用が挙げられます。レンタルには、中古車と同様に初期費用を抑えられるというメリットがありますが、自分仕様に作り変えることは不可能です。
一方で、中古のキッチンカーはカスタマイズが可能。例えば、床の素材を汚れにくいものに変えたり、外装の色を変えたりできます。
キッチンカーを中古で用意する2つのデメリット
キッチンカーを中古で用意するのは、メリットしかないように思えますが、デメリットがあることも事実です。
主なデメリットは、以下2点です。
- 車両や設備の状態が保証できない
- 修理費がかかる場合がある
順番に解説します。中古車を購入する前に知っておくべきポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 車両や設備の状態が保証できない
中古の移動販売車は、車両や設備の状態が保証できません。中古車は以前誰かが使っていた車両なので、設備などが劣化している場合もあるためです。
購入した数か月後に、何らかの不具合が見つかることも珍しくありません。中には新品同様の中古車もありますが、状態が悪いキッチンカーがある可能性も頭に入れておきましょう。
2. 修理費がかかる場合がある
キッチンカーを中古で用意する場合は、修理費が余計にかかってしまう可能性があります。購入したあとに、車両や設備が故障するケースもあるためです。
修理費が重なれば、大きな負担となります。初期費用を抑えようと中古車を選択したにも関わらず、新車と同じくらいの出費になることも。
キッチンカーの中古車を購入する際には、車両や設備の状態を入念にチェックしましょう。
【種類別】キッチンカーの中古車相場
本項では、キッチンカーの中古車相場を紹介します。
主に、以下5点の車両の種類に分けて解説します。
- 軽トラック
- 軽バン
- 普通車バン
- 1トントラック
- 海外輸入車
中古のキッチンカーを購入しようと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
1. 軽トラック
軽トラックの中古車の相場は、100~200万円です(2021年7月時点)。中には、90万円台で購入できるものもあります。
中古車市場を確認すると、キャリイ(スズキ)やハイゼットトラック(ダイハツ)などがよくみられます。
参考:グーネット中古車「移動販売車の中古車 ボディ形状:軽トラック」
2. 軽バン
軽バンの中古車の相場は、100~180万円です(2021年7月時点)。軽トラックの相場よりも、若干低めの価格となっています。
軽バンのキッチンカーは、ミラウォークスルーバン(ダイハツ)やエブリイ(スズキ)などの車種がよく出回っています。
参考:グーネット中古車「移動販売車の中古車 ボディ形状:軽RV」
3. 普通車バン
普通車バンの中古車相場は、150~300万円です(2021年7月時点)。キャラバン(日産)やハイエース(トヨタ)などの車種が多くみられます。
参考:グーネット中古車「キッチンカー バンの中古車」
4. 1トントラック
車体サイズの大きさが魅力である、1トントラック。中古車の価格相場は、200~400万円です(2021年7月時点)。
エルフトラック(いすゞ)やアトラストラック(日産)などが市場に出回っています。
参考:グーネット中古車「移動販売車の中古車 ボディ形状:トラック」
5. 海外輸入車
デザイン性の高さから、海外の輸入車を使ったキッチンカーも注目を集めています。グーネットの検索結果から調べると、相場は320万円程度です(2021年7月時点)。
タイプⅡ(フォルクスワーゲン)やバンデューラ(GMC)などの車種が多く出回っています。
ただし、海外輸入車のキッチンカーは、国産車と比較すると出品数が少なめです。自分好みの車種がない場合は、中古で輸入車を購入して、キッチンカーを製作しましょう。
参考:グーネット中古車「キッチンカーの中古車」
キッチンカーを中古で用意するときの注意ポイント4選
キッチンカーを中古で用意するときは、注意すべきポイントがあります。主に以下4点です。
- 保健所からの営業許可申請基準をクリアしているか
- 車両の状態を確認する
- 信頼できる中古車販売店を選ぶ
- オークション・フリマサイトからの購入は控える
それぞれの項目について、詳しくみていきましょう。
1. 保健所からの営業許可申請基準をクリアしているか
中古でキッチンカーを用意するときは、営業許可申請基準をクリアしているかを確認します。移動販売をする際には、保健所からの営業許可が必要になるためです。
なお、営業許可申請の基準は、各自治体によって異なります。そのため、他の地域で使用されていたキッチンカーを買った場合、営業するエリアの基準に合わせて製作し直さなければならないケースも。
一方、同じ都道府県内で使用されたキッチンカーなら、購入した状態でも基準をクリアしている可能性があります。
中古で移動販売車を購入する際には、営業を考えている地域の営業許可申請基準を満たしているのかどうかを確認しましょう。
2. 車両の状態を確認する
キッチンカーの中古を購入するときは、車両の状態を確認しましょう。中古車はすでに使用された車両であり、どこかに不具合があるかもしれないためです。
中古車を購入する際には、
- 事故を起こした履歴はないか
- キッチンの設備を問題なく使用できるか
などを確かめることをおすすめします。可能なら試し乗りをして、車両の状態を確認しましょう。
3. 信頼できる中古車販売店を選ぶ
キッチンカーを中古で購入するなら、信頼できる中古車販売店を選びましょう。車両を購入した後に、サポートが必要になる場合があるためです。
サポート内容が充実している販売店なら、故障しても修理費用を抑えられることも。さらに、状態の良い中古車だけを販売している業者の場合、購入後のトラブルを避けられます。
複数社に問い合わせてみて、サポート内容や担当者の対応などで比較してみると良いでしょう。
4. オークション・フリマサイトからの購入は控える
キッチンカーを中古で用意する際には、オークションやフリマサイトからの購入は控えましょう。専門知識がない人が保管していた車両だと、定期的な整備が行われていないことがあるためです。
結果として、故障などのトラブルに繋がることもあります。個人間でのやり取りになるため、何か問題があったときにはサポートをしてくれない可能性が高めです。
購入した後のことを考えるなら、中古車専門店から購入することをおすすめします。
【中古以外も】キッチンカーを用意する方法3選
キッチンカーは中古で用意する以外の方法があります。主に以下3点です。
- レンタルを利用する
- 自作する
- 業者に製作を依頼する
それぞれの方法を順番に解説します。
1. レンタルを利用する
キッチンカーは、レンタル業者から借りることが可能です。業者によっては1日単位でレンタルできるので、土日限定で移動販売を行いたい方にもおすすめ。
主なメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
- 初期費用や維持費を抑えられる
- 保健所からの営業許可申請基準をクリアしている
<デメリット>
- 自分好みにカスタマイズできない
- 長期間レンタルは割高になる
キッチンカーをレンタルすることで、初期費用を抑えられたり、準備の工数を減らしたりできます。一方、長期的にレンタルを利用すると、料金が割高になります。
2. 自作する
キッチンカーは、自作して用意することも可能です。移動販売車の基盤となる車両を中古で用意すれば、費用を抑えられます。
主なメリット・デメリットは以下の通り。
<メリット>
- 自分の思い通りに製作できる
- 業者に依頼するよりも費用を抑えられる
<デメリット>
- キッチンカーの品質や安全性が低くなる可能性がある
- 製作のための手間と時間がかかる
キッチンカーを自作することで、業者に依頼するよりも費用を抑えられます。ただし、品質や安全性が低くなる可能性があるので、自作する場合は製作方法などを入念に調べておきましょう。
3. 業者に依頼する
キッチンカーの製作は、専門の業者に依頼することも可能です。自作するときと同様に、車両を中古車にすることで費用を抑えられます。
主なメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
- 品質や安全性が担保されている
- 自分で製作するよりもスピーディー
<デメリット>
- 依頼のため初期費用がかかる
- 自分が希望している仕上がりにならない可能性がある
依頼のため初期費用はかかりますが、キッチンカーの品質や安全性を確保したい場合は、業者への依頼がおすすめです。