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【徹底解説】カフェの移動販売を始める7ステップ!資格やフランチャイズについても紹介

カフェの移動販売を始めるまでのステップ

「移動販売のカフェに興味があるが、始め方がわからない」
「移動販売にどんなメリットやデメリットがあるのか気になる」
「成功するためのポイントが知りたい」
などと考えていませんか?

家賃や物件の契約費用がかからない移動販売のカフェは魅力が多いですが、実際にどうすればスムーズに始められるのか、売上が伸びるのかは気になるポイントですよね。

そこでこの記事では、カフェの移動販売におけるメリットや具体的な始め方を徹底解説します成功するためのポイントや、フランチャイズについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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カフェの移動販売をする3つのメリット

カフェの移動販売をするメリット

こちらでは、カフェの移動販売におけるメリットを3つ紹介します。

  1. 開業費用が比較的安い
  2. 人件費を抑えられる
  3. 出店場所を自由に決められる

順番に見ていきましょう。

1.開業費用が比較的安い

移動販売のカフェであれば、開業資金は300万円が目安です。

実店舗の場合、カフェの開業費用は600~700万円が一般的なので、実店舗と比較して半分ほどの資金で開業できます。
特に物件を契約する際の保証金や敷金・礼金などが不要なのは、移動販売の大きなメリットです。

また、カフェは用意する調理器具も少ないです。種類にもよりますが業務用のコーヒーマシンは3万円前後での購入が可能で、レンタルのサービスもあります。

「カフェを開業したいけど費用はなるべく抑えたい」という方にとって、移動販売はうってつけです。

2.人件費を抑えられる

移動販売は、1人でも営業可能です。
販売するメニューにもよりますが、移動販売のカフェは基本的にテイクアウトです。

そのためお客さんが食べたものを片付けたり、テーブルを拭いたり、食器を洗ったりといった作業はいりません。
従業員を雇う必要がないので、人件費をかなり抑えられます。

人件費を抑えることで毎月のランニングコスト、採用や教育のコストを削減できる点は、カフェを移動販売するメリットです。

3.出店場所を自由に決められる

実店舗のカフェと異なり、移動販売であれば出店場所を自由に決められます。
たとえば平日はオフィス街、休日はイベントでの出店と、人の流れに合わせて柔軟に出店場所の変更が可能です。

また、カフェはランチタイム以外でも売上が期待できるので、出店場所の選択肢も豊富にあります。

集客が見込める場所を選んで営業できるのは、カフェの移動販売におけるメリットです。

カフェの移動販売をする2つのデメリット

カフェの移動販売をするデメリット

メリットが多いカフェの移動販売ですが、デメリットも2つあります。

  1. コンビニコーヒーなど競合が多い
  2. 固定客を獲得しづらい

失敗を避けるためにも、内容を確認しておきましょう。

1.コンビニコーヒーなど競合が多い

カフェの移動販売では、競合の多さがデメリットです。コンビニでは近年カフェメニューに注力しており、本格的なコーヒーが手頃な値段で購入できます。

その他にもスターバックスやドトールコーヒーショップなど、有名チェーン店もたくさんあります。

しっかりと自社の強みをアピールできなくては、競合の多いカフェ業界で利益を出すのは難しいでしょう。

2.固定客を獲得しづらい

カフェを利用する人のなかには、最寄り駅や会社の近くなど、行きつけの店を決めている人も多いです。

しかし移動販売は、いつも同じ場所に出店するわけではありません。そのため、固定客の獲得が実店舗よりも難しくなります。カフェの移動販売では、チラシやSNSで出店スケジュールを告知するなどの対策が必要です。

カフェの移動販売を始めるまでの7ステップ

カフェの移動販売を始めるまでのステップ

カフェの移動販売を始めたい方は、以下の手順を参考にしてみてください。

  1. 事業計画を練る
  2. キッチンカーを用意する
  3. 仕込み場所を確保する
  4. 出店場所を探す
  5. 食材や紙コップなどの仕入先を決める
  6. 食品衛生責任者の資格を取得する
  7. 保健所から営業許可を取得する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.事業計画を練る

カフェの移動販売をするには、まず事業計画を練ることから始めます。事業計画は、ビジネスにおいて必要不可欠です。行動の指針になり、客観的な状況把握に役立ちます。

具体的には、以下のような項目を考えていきましょう。

  • ビジョンや目的
  • 自社の強みや特徴
  • 販売するメニュー
  • 誰をターゲットにするのか
  • どんな時に利用してもらうのか
  • 競合のリサーチ
  • 開業資金の算出
  • 収支計画

最初に事業計画をしっかりと練ることで、ビジネスの成功が決まると言っても過言ではありません。

2.キッチンカーを用意する

次に、キッチンカーを用意します事業計画で決めたメニューをもとに、車種を選んでください。
メニューによって必要な設備や、厨房スペースの大きさが変わるため、じっくりと検討しましょう。

カフェの移動販売では、軽トラと軽バンがおすすめです。

車種 特徴
軽トラ ・小回りが利く
・狭い駐車スペースでも問題ない
・厨房スペースで立って作業できる
軽バン ・運転がしやすい
・流通している台数が多いので低価格
・スペースが狭いので立っての作業は難しい

キッチンカーの入手方法は、主に以下の5つです。

  • 中古のキッチンカーを購入する
  • 業者に製作を依頼する
  • 自作する
  • リース契約をする
  • レンタルを利用する

こちらも事業計画で決めた開業資金をもとに、自分に最適な方法を選んでください。カフェにはおしゃれな雰囲気も大切なので、外装のデザインや色にもこだわりましょう。

場合によっては自分でDIYをするなどして、魅力的なキッチンカーを作ってみてください。

3.仕込み場所を確保する

「仕込み場所」という言葉を初めて聞く人も多いかもしれません。実店舗の飲食店にはない、移動販売ならではの特徴です。

食材を切る、混ぜ合わせるといった作業は、食中毒を発生させる菌が付着する恐れがあります。そのためキッチンカーでは基本的に、簡単な加熱や盛り付けのみしか許可されていません。仕込みは保健所から許可された、衛生管理の徹底した施設で行うことが必須です。

コーヒーや紅茶など仕込みがいらないメニューを販売する場合でも、給水タンクに水を補給するために仕込み場所は必要となります。

ただし200リットル程度の給排水設備があるキッチンカーであれば、仕込み場所は不要です。しかし200リットルの給排水タンクは大型車でないと積めないので、慎重に検討してください。

4.出店場所を探す

移動販売において出店場所は、売上に大きく影響します。しっかりと集客が見込める出店場所を確保しましょう。基本的に出店料がかかるので、予算や売上目標を考慮しながら選んでください。

カフェの移動販売におすすめの出店場所と、出店料の目安は以下の通りです。

出店場所 出店料の目安(1日あたり)
フェスやフリマなどのイベント 3,000~数十万円
オフィス街 5,000円
スーパー・ショッピングモール 5,000~1万円
家電量販店・アミューズメント施設 3,000~1万円
道の駅・サービスエリア 5,000円
公園や観光施設 1,500~5,000円
大学 5,000円

また出店料には、売上の15~40%ほどを支払う変動性のパターンもあります。出店場所の担当者へ、事前に確認しておくと安心です。

5.食材や紙コップなどの仕入先を決める

味を落とさずコストを下げるために、仕入れルートの開拓は欠かせません。仕入れの方法は、主に以下の4つです。

  • 専門業者から仕入れる
  • スーパーや近所の八百屋、肉屋から仕入れる
  • ネット通販で仕入れる
  • その他(市場に行く、農家と直接契約するなど)

価格や質が良くても、消費期限内に使い切れない量を仕入れてしまうと食材のロスにつながります。食材のロスをなるべく出さないためにも、小ロットで販売してくれる仕入先を選びましょう。

またカフェの移動販売には、食材だけでなく紙コップなどの仕入れも必要です。
店名を入れたオリジナルを作成する場合、仕入れの値段が高くなってしまいます。

そこで余裕のない開業当初は、インターネットで安く大量に仕入れられるものを使用するのがおすすめです。

6.食品衛生責任者の資格を取得する

飲食業での資格と言えば、調理師免許をイメージする人も多いでしょう。ところが移動販売では、調理師免許を持っていなくても問題ありません。
ただし、食品衛生責任者の資格が必要です。

食品衛生責任者は店舗や施設において、食中毒や食品衛生法違反を起こさないように衛生管理することを目的とした資格です。各都道府県の食品衛生協会が開催している「食品衛生責任者養成講習会」を受講すれば、1日で資格が取得できます。

受講には予約が必要ですが、枠が埋まっているケースも多いです。余裕のあるスケジュールを組みましょう。

7.保健所から営業許可を取得する

カフェの移動販売をするには、保健所から「飲食店営業」の許可取得が必要です。以前はメニューによって「喫茶店営業」「菓子製造業」の営業許可も必要でしたが、2021年6月の法改正により統一されました。

ただし営業許可の取得条件は、地域によって詳細が異なります。事前に保健所へ相談して、条件を明確にしておきましょう。

カフェの移動販売で成功する5つのポイント

カフェの移動販売で成功するポイント

こちらでは、カフェの移動販売で成功するポイントを5つ紹介します。

  1. コンセプトを明確にする
  2. フードメニューで客単価を上げる
  3. SNSで宣伝する
  4. 悪天候の日の対策をしておく
  5. フランチャイズに加盟する

1つずつチェックしていきましょう。

1.コンセプトを明確にする

カフェの移動販売で成功するためには、コンセプトの明確化がポイントです。カフェは競合が多いので、特徴がなければ大手チェーン店などに負けてしまいます。
コンセプトを明確にして、自社の特徴や強みをアピールしましょう。

たとえばオーガニックの食材のみを使用する、珍しいアジア料理を提供するなどです。コンセプトを気に入ってもらうことで、固定ファンも獲得できます。

カフェの移動販売で成功するためには、はっきりとしたコンセプトを決めましょう。

2.フードメニューで客単価を上げる

コーヒーや紅茶などのドリンクメニューだけでは客単価が低いので、利益を出すのが難しいです。客単価をアップするためにも、フードメニューも充実させることを考えましょう。

移動販売では手軽さが求められるため、以下のようなフードメニューがおすすめです。

  • ホットドッグ
  • サンドイッチ
  • ピザトースト
  • ワッフル

上記は食べ歩きがしやすいというメリットだけでなく、調理に手間がかからず、トッピングでレパートリーを増やせる利点もあります

カフェのコンセプトも考慮しながら、フードメニューを充実させましょう。

3.SNSで宣伝する

カフェなどの飲食店を選ぶ際、SNSで情報収集をする人は多いです。フォロワーを増やすことで認知度が高まり、集客につながります。

また、お客さんがSNSに投稿してくれることで、広告費をかけずに宣伝が可能です。
そのためキッチンカーの外装やメニューは、写真映えを意識しましょう

さらに、SNSで宣伝すれば出店の依頼が来ることもあります。SNSをうまく活用すれば、カフェの移動販売で成功する確率は高まります。

4.悪天候の日の対策をしておく

移動販売のカフェでは、実店舗よりも天候の影響を受けやすいです。そのため、事前に悪天候の日の対策をしておく必要があります。

たとえば屋根のある出店場所を確保しておく、雨の日限定のクーポンを配布しておくなどです。

悪天候の日でもしっかりと売上を出すことが、カフェの移動販売での成功につながります。

5.フランチャイズに加盟する

フランチャイズとは、お店の名前(看板)を借りて営業する方法です。カフェの移動販売における、さまざまな問題や課題をサポートしてもらえます。
そのため初めて起業する人や、飲食業での経験がない人でも成功しやすいでしょう。

ただしフランチャイズには加盟費用がかかったり、月々の売上からロイヤリティーを支払ったりする必要性が出るかもしれません。

高額な支出を防ぐためにも、しっかり情報収集を行い、自分に合った会社を選びましょう。

フランチャイズに加盟するメリット・デメリット

フランチャイズに加盟するメリット・デメリット

カフェの開業に、フランチャイズを利用する方は多くいます。
さらにカフェのフランチャイズ展開をしている会社も多く、さまざまな条件から自分に合うものを選べる点も特徴です。

ではフランチャイズには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。加盟を検討するためにも、内容を把握しておきましょう。

1.フランチャイズに加盟するメリット

フランチャイズのメリットは、開業や経営の万全なサポート体制です。

具体的には、以下の点があげられます。

  • 運営ノウハウの研修や経営指導が受けられる
  • オープンまでの時間を短縮できる
  • 仕入先を選定してもらえる
  • メニュー考案を任せられる
  • 知名度があるので集客力が強い
  • 銀行からの融資を受けやすい

フランチャイズに加盟すれば、売上の拡大だけに専念できます。初めて起業する人や飲食業での経験がない人にとって、受けられる恩恵は大きいです。

2.フランチャイズに加盟するデメリット

フランチャイズに加盟する最大のデメリットは、加盟金やロイヤリティの支払いです。加盟料はもちろん、ロイヤリティは経営状況に関わらず支払う必要があります。そのため売上が想定通りに上がらない場合、資金不足になるリスクが高いです。

また、自分のこだわりを反映したい人にとっては不向きだといえます。
メニューやデザインがフランチャイズ本部によって決められている場合が多く、自由度が低いためです。

その他にも、本部や加盟店で不祥事があった場合に影響を受けるリスクもデメリットと言えます。

メリットとデメリットを把握したうえで、フランチャイズに加盟するかどうかを決定することが大切です。

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