「キッチンカーは儲からないって聞いたけど本当?」
「儲かるキッチンカーって、どんなキッチンカー?」
「どうすれば儲けることができるの?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
テレビやメディアではキッチンカーが注目されている一方、「本当はそれほど儲からないのでは」と不安を感じている人もいるでしょう 。
確かにキッチンカー事業は「絶対に稼げる」とは言えませんが、きちんと計画を立てれば充分に収益を出せるビジネスです。
そこで本記事では、キッチンカーの儲けについて以下の点を紹介します 。
- キッチンカーの平均年収
- キッチンカーが儲からないと言われる理由
- 儲けるコツ
- 不安を解消する方法
この記事を読むと「儲からないかも」という不安を解消できます。ぜひ参考にしてください。

- 半年間の契約で月額20万円
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「キッチンカーは儲からない」は間違い!年収の目安は400~700万円
キッチンカー営業の年収は400万円前後が目安です。会社員の平均年収が400万円程度なので、一般的にはほぼ同額の稼ぎといえるでしょう。
また、一部には年収1,000万円以上儲かっているキッチンカーも存在します。
400万円から1,000万円まで幅があり、全体で見ると平均年収は700万円程度です。
サラリーマンの収入より高いため、キッチンカーは充分に儲かる職業と言えるでしょう。
キッチンカーが儲からないと言われる3つの理由
「キッチンカーが儲からない」と言われる理由には、以下の3つがあります。
- 売上が伸ばせない
- 営業日数が少ない
- 集客できない
1つずつ見ていきましょう。
1. 売上が伸ばせない
商売の原則として、かかった経費よりも売上が上がれば黒字化します。
ところがキッチンカーは以下の理由で、売上を伸ばしづらいといわれています。
- 客単価が低い
- 販売個数が少ない
キッチンカーは調理場所が狭いため、手のかからない商品を選択する方が多いです。
ところが手軽な商品は単価が低く、1つ売れてもそこまで利益を伸ばせない可能性があります。
さらに1~2名で営業することが多いため、調理やお客さま対応に時間がかかることもあるでしょう。
そのため店舗を構える飲食店よりも「売上が伸ばせない」と思われがちです。
2. 営業日数が少ない
営業日数が少なくなりやすいことも、儲からないと言われる理由です。
キッチンカーはどこでも出店できるわけではなく、私有地の空きスペースに利用許可を取ったり、イベントへの出店を申し込んだりしなければなりません。
当然断られると出店できないため、許可が取れない日は休業せざるを得ないでしょう。
店舗のように毎日確実にオープンできるというわけではないため「売上を伸ばしづらいのでは」と思われています。
3. 集客できない
キッチンカーは集客が難しい点も、儲からないと思われている理由です。
場所が毎回変わるため、地域に根ざしたPRがしづらく、固定のファンがつきにくいといえます。
また、集客できないからさらに広告宣伝費をかけ、利益を圧迫するという悪循環にもなります。
認知度を高めるための施策が難しく、出店しても売上につながらないと思われがちです。
キッチンカー(移動販売車)は儲かる!黒字化する7つのコツ
キッチンカーは儲からないと思われがちですが、しっかり「儲からない原因」をなくせば、充分に稼げるビジネスモデルです。
こちらでは、黒字化するコツを7つ紹介します。
- 儲かるメニューを選ぶ
- 食材のロスをへらす
- 現地でキッチンカーを目立たせる
- WebやSNSで集客する
- 回転率を上げる
- 条件の良い出店場所をおさえる
- たくさん売れる体制を整える
それぞれ説明していきます。
1. 儲かるメニューを選ぶ
キッチンカーで稼ぐには「儲かるメニュー」を選ぶことがポイントです。
儲かるメニューとは、売上を上げやすい商材や低コストでできるメニューのことを言います。たとえば、以下のようなメニューです。
- 原価率の低いメニュー
- 売れる人気のメニュー
- 客単価の高いメニュー
原価率の低いメニューには、かき氷やドリンクが挙げられます。客単価の高いメニューの代表例は、牛タンなどです。
1つのメニューで上記のすべてを満たすのではなく、「自分のお店ではどの方法で利益を上げるのか」と戦略を立てることが重要です。
2. 食材のロスをへらす
費用を減らすためには食材の原価を下げるだけでなく、ロスを減らすことも重要です 。たとえば以下のような対策が考えられます。
- 長期間保存できる商材を選ぶ
- その日の来店数を予測して仕込みをする
食材の中には、長期間保存できないものもあります。たとえばフルーツは数日で痛んでしまい、売れないと破棄せざるを得ません。
材料を使い切れないと無駄になってしまうため、仕入れの数量なども販売計画と合わせて検討してみてください。
開始当初は少なめに発注したり、加熱などの加工で長期間保存できる食材を選んだりしましょう。
3. 現地でキッチンカーを目立たせる
お客さんを集めるには、現地でキッチンカーを目立たせることが大切です。
特にイベントのように多数のキッチンカーが出店している場所では、遠くから見ても何のお店かわかるようにアピールする必要があります。
具体的には以下のようなことを行ってみてください。
- タペストリー・のぼり・看板に料理の写真を載せる
- メニューや値段をわかりやすく記載する
遠くからも見えるようになると「お店を見つけたとき」と「目の前を通る時」で、お客様とキッチンカーの接触回数が増えるため、選んでもらえる確率が上がります。
4. WebやSNSで集客する
WebやSNSをフル活用して集客することもポイントです。SNSは広告宣伝費があまりかからない上に、広く拡散できるという大きなメリットがあります。
具体的には、以下のような点を意識すると良いでしょう。
- スタッフの人柄がわかるような投稿をする
- お客様に投稿してもらえる工夫をする
- 写真映えを意識した盛り付けや外装にする
店舗から発信するだけでなく、お客様に投稿してもらうことによって口コミの効果も生まれます。
投稿してもらうには、キッチンカーの外装や料理の盛り付け、器などをおしゃれにしましょう。
5. 回転率を上げる
「客単価×客数」の客数を増やすには、回転率を上げることも欠かせません。回転率を上げる方法としては、以下のような対策が挙げられます。
- 車内の工数が少ないメニューを選ぶ
- 効率の良い会計方法を取り入れる
1~2人の少人数での営業の場合、オペレーションが簡単であることが重要です。
たとえばカレーは一度仕込みを行えば、あとは温めるだけで提供できるため、工数の少ないメニューの代表と言えます。
また支払い方法にQRコード決済を取り入れるなど、会計のやり取りをできるだけ少なくすることも重要です。
6. 条件の良い出店場所をおさえる
キッチンカーで稼ぐには、条件の良い出店場所をおさえることも大切です。たとえば以下のようなポイントを意識してみてください。
- 出店料の少ない場所を複数おさえておく
- 買取型のイベントに出店する
出店場所が複数あると、先方の都合でキャンセルをされても別の場所に出店できるのが強みです。
また、買取型のイベントは売上が保証されているのがメリットです。
7. たくさん売れる体制を整える
キッチンカーで儲けるには、たくさん売れる体制を整えておく必要があります。
たとえば、立って作業できる車体を選んで作業効率を上げたり、食材を多く積めるスペースを確保したりといった対策もその1つです。
作業スペースや食材を積む場所が狭ければ、そもそも1日に売り上げられる量は頭打ちになってしまうからです。
また、イベントなどの繁忙期にアルバイトを入れられるように体制を整えておくことも必要です。
忙しい時に急に人を雇っても教育する時間がなく、せっかくの販売機会を逃してしまいます。普段からマニュアルなどを整備しておくことが大事です。
キッチンカー(移動販売車)開業への不安を解消する4つの方法
キッチンカーで黒字化するコツをお伝えしましたが、それでもなお「儲からないかも…」と不安な方におすすめな方法が以下の4つです。
- 副業で始めてみる
- クラウドファンディングでお金を集める
- 経験者やプロから話を聞く
- 初期投資を減らす
順番に見ていきましょう。
1. 副業で始めてみる
いきなり会社を辞めて独立するのではなく、まずは副業で土日のみの営業から始めてみましょう。
本業の固定給で生活費をまかなえるので、稼がなければいけない金額が下がります。食材の原価や出店料など、かかった費用を回収できれば良いので利益を確保しやすいでしょう。
副業で試してみて、うまくいきそうな目途がついてから独立すると、不安が少ない状態で営業できます。
2. クラウドファンディングでお金を集める
資金面での不安があるなら、クラウドファンディングでお金を集めるのもおすすめです。
開業資金を調達できるだけでなく、支援者がファンになってくれたり、拡散してくれたりするメリットもあります。
またクラウドファンディングは開業前だけでなく、営業中に実施することも可能です。
たとえば支援に対するリターンを前売りチケットのようにすることで、来店のきっかけを作れます。来店前に売り上げを確保する方法として有効です。
3. 経験者やプロから話を聞く
経営について不安があるなら、経験者から話を聞いてみましょう。メディアで収集した情報とは違って、実際の話を聞くことができます。
営業中のキッチンカーへ食べに行って話を聞くのも良いですが、忙しい場合は時間を取ってもらえないかもしれません。
そのような場合は、プロにコンサルを依頼するのがおすすめです。時間をかけてじっくりと相談に乗ってもらえます。
4. 初期投資を減らす
初期投資が多く発生していると「回収できるのかな」という不安がつきまといます。
最初は小さい投資金額で始められるように、キッチンカーの段取りやメニュー選定などを考えていきましょう。
特にキッチンカーは200万円以上かかることがあるため、いきなり購入するのはおすすめしません。
まずはレンタルなどで様子を見て、うまく売上を伸ばせるどうかを見極めることが肝心です。
キッチンカーレンタルサービスの「ためしてキッチンカー」は、月額20万円から移動販売を始められます。
すぐに営業を始められるように、保健所の許可をクリアしている車を借りることが可能です。
さらに開業後に失敗しないように、キッチンカーのプロが予備知識を丁寧に説明してくれます。
少ない初期費用でキッチンカーを始めるにはうってつけのサービスなので、ぜひ利用を検討してみてください。
