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移動販売・キッチンカーで大変な13のこと!難しい理由と対策を徹底解説

移動販売・キッチンカーで大変な13のこと!難しい理由と対策を徹底解説

「移動販売って、大変そう…」
「大変なのは、どんなとき?」
「事前に対策できることはある?」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

移動販売に興味はあっても「大変そうだから、なかなか一歩を踏み出せない」という方がいるかもしれません。
もちろん簡単ではありませんが、しっかり対策すれば大変さを軽減することは可能です。

本記事では、移動販売で大変なことと対策について、以下の内容をお伝えします。

  • 移動販売の許可や手続きで大変なこと
  • 金銭面で大変なこと
  • 時間や体力面で大変なこと
  • 営業戦略で大変なこと
  • 出店準備や営業当日に大変なこと
  • 大変な状況を避ける方法

この記事を読めば、キッチンカーで大変なことを事前に避けやすくなります。少しでも負担を少なく続けていけるように、ぜひ参考にしてみてください!

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移動販売(キッチンカー)の許可や手続きで大変な2つのこと

移動販売(キッチンカー)の許可や手続きで大変な2つのこと

移動販売の許可や手続きにおいて、大変なことは2つあります。

  1. 移動販売の営業許可がおりない
  2. 仕込み場所を確保できない

それぞれ対策とともに説明していきます。

1. 移動販売の営業許可がおりない

大変なことの1つ目として、移動販売の許可がおりないことが挙げられます。

キッチンカーで飲食物を提供するには、保健所の営業許可が法律上必須なので、許可を取れなければ営業を始められません

また審査に通る仕様に車輌を作り変えるために、無駄な費用も発生してしまいます。

営業許可を取得するための条件は細かく決められており、以下のような項目で基準をクリアする必要があります。

  • 移動販売車の構造や設備
  • キッチンカーで行う調理工程
  • 提供メニューの品目や食材

許可がおりない場合、オーナー自身や車輌の制作会社が上記の条件を把握していないことが大きな要因です。

きちんと許可を取るには、以下の対策が有効です。

  • 保健所へ事前相談する
  • 信頼できる業者から車輌を購入する
  • 許可がおりている車輌を購入する

事前に保健所とすり合わせをしておくと、安心できます。
調理工程や食材によって許可がおりない場合もあるため、メニューを決めてから相談してみてください。

また、営業許可は人ではなく車輌に対する許可なので、許可済みの移動販売車を購入するのも良いでしょう。

ただし、法改正前の内容で許可を取っている場合や、地域によって見解が異なる場合もあります。
いずれにしても、知識があって信頼できる制作業者等から、しっかりと話を聞いて選びましょう。

なお、営業許可の基準については「【最新版】移動販売(キッチンカー)の営業許可の取り方まとめ。2021年6月の食品衛生法改正もわかりやすく解説!」で詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

2. 仕込み場所を確保できない

仕込み場所の用意も、移動販売で大変なことの1つです。
仕込み場所とは、キッチンカーで調理する前の下準備を行う場所のことです。

車内で許可されない調理工程を行う場合には、仕込み場所を確保する必要があり、用意できなければキッチンカーの営業許可がおりません

仕込み場所の確保が大変な理由には、以下のような内容が挙げられます。

  • 自宅を仕込み場所とするのはNG
  • 仕込み場所でも営業許可を取得する必要がある
  • 間借りできる飲食店が見つからない

衛生面等の基準を満たす必要があるため、基本的には自宅では許可されません。
また許可済みの飲食店を間借りするのも1つの方法ですが、良い物件が見つからないこともあります。

対策としては、保健所の許可を取れているシェアキッチンを利用するのがおすすめです。

また、そもそも仕込みの必要がない食材を使うのも選択肢の1つです。
「下ごしらえが済んでいて、後は焼くだけ」の状態で仕入れれば、仕込み場所は必要ありません。

移動販売(キッチンカー)において金銭面で大変な2つのこと

移動販売(キッチンカー)において金銭面で大変な2つのこと

移動販売において、金銭面で大変なことは以下の2つです。

  1. 開業資金が足りない
  2. 売上や利益が上がらない

以下で対策もお伝えしていきます。

1. 開業資金が足りない

移動販売の開業には初期費用がかかりますが、必要な金額を用意できないケースもあるでしょう。
日本政策金融公庫によると、開業資金の目安は約300万円となっており、以下はその内訳です。

商材 開業コスト 内訳
おむすび
カフェ
約350万円 ・車両取得費
(約220万)
・改装費・諸経費
(約100万)
・運転資金
(約30万)
カフェ 約380万円 ・車両取得費・整備費
(360万)
・内装費・什器・備品費
(20万)
クレープ 約243万円 ・車両取得費
(218万)
・内装費、什器・備品費など諸経費
(25万)

参考元:日本政策金融公庫 調査月報

上記は平均的な数値ですが、必ずしも頭金がないと開業できないというわけではありません。
資金が足りない場合には、融資や補助金を活用したり、できるだけコストをおさえて出店したりする選択肢もあります。

また、内訳の中では車両費が大きな割合を占めるので、移動販売車を安く手に入れるのも有効な方法です。
たとえば中古で購入したり、車のサイズを抑えめにしたりといった選択肢があります。

補助金・助成金については「キッチンカーでの開業に使える6つの補助金・助成金を紹介!開業にかかる資金も4つに分けて解説」で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてみてください。

2. 売上や利益が上がらない

無事に開業した後も、儲からなくて大変という状況はあり得ます。稼ぐには、売上と利益の両方を上げなければなりません

具体的な対策としては、以下の点を意識してみてください。

<売上を上げる対策>

  • 回転率の高い商材を選ぶ(例:カレーライス)
  • 販売価格を上げやすい商材を選ぶ(例:牛タン)
  • セット販売で客単価を上げる(例:ビール)

<利益を上げる対策>

  • 原価率の低い商材を選ぶ(例:かき氷)
  • スタッフを雇わずに人件費を抑える

経費としては人件費が大きいので、開業初期はできるだけ1人で営業して、コストを抑えると良いでしょう。

また、売上は単価×販売数で決まるので、数をたくさん提供するか、単価を上げやすい商材を選ぶのがおすすめです。

移動販売(キッチンカー)において時間や体力面で大変な3つのこと

移動販売(キッチンカー)において時間や体力面で大変な3つのこと

移動販売は時間や体力面においても大変なことが3つあります。

  1. 休みを取りづらい
  2. 労働時間が長い
  3. 人手が足りない

それぞれ説明していきます。

1. 休みを取りづらい

移動販売は自由なように見えて、営業日以外にもやることが多く、意外と休みを取りづらいです。

営業時間外には、たとえば以下のようなことを行います。

  • 食材の仕入れや在庫管理
  • 調理の仕込み
  • POPなどの販促物の作成
  • ホームページの更新
  • 移動販売車のメンテナンス

上記のような作業を行うため、完全オフの日がほとんどありません。

対策としては、売上が伸びてきたらスタッフを雇ったり、外注したりすることで、自分の作業量を減らせます。

また、営業日にできることは少しずつ進めていくことで、休みの日にまとまった時間を取りやすくなります。
簡単なホームページの更新などは、来客の少ない時間帯にスマホで作業することも可能です。

2. 労働時間が長い

移動販売は営業時間以外に現地まで運転する時間があるので、トータルの稼働時間は長くなります。遠方への出店だと特に大変かもしれません。

市内など近場への出店で移動時間を短くすることが、すぐにできる対策と言えます。

また、収入が安定してきたらスタッフを雇って2人以上の体制にすることで、運転の交代が可能です。

3. 人手が足りない

コストを抑えるために、開業初期は1人で営業することが多くなります。
そのため人手が足りなくなり、当日のオペレーションが大変になりがちです。

お客様が来店されてから注文を聞き、会計・調理をして商品をお渡しするまでの一連の作業を、1人で行わなければなりません。

その結果、回転率が上がらず販売個数を伸ばしづらくなってしまいます

対策としては、車内での工程が少ない商材を選ぶことが有効です。たとえば温めるだけのカレーや、袋に入れるだけで渡せるお菓子などは、提供スピードが早いです。

移動販売(キッチンカー)の営業戦略で大変な3つのこと

移動販売(キッチンカー)の営業戦略で大変な3つのこと

移動販売を成功させるためには、営業戦略が肝心です。その中でも、主に大変なことが3つあります。

  1. 集客できない
  2. メニュー開発が難しい
  3. 出店場所を確保できない

対策とともに見ていきましょう。

1. 集客できない

営業において大変なことは、まず集客です。出店できても、お客様が来なければ売上が上がりません

集客方法としては、以下のような点を意識してみましょう。

  • 売れる商材や人気のメニューを選ぶ
  • 他店との差別化に力を入れる
  • のぼりやPOPでお客様の目を引く
  • SNSを活用する

やはりマイナーな商品より、人気メニューを扱っているお店に、人は集まりやすいです。
さらに食材や調理方法などで差別化することで、集客しやすくなります。

また、のぼりなどの販促物やSNSの活用も、集客効果は高いです。

SNSではお店のこだわりが伝わるような投稿をしたり、お客様にも写真をアップしてもらったりすると、効果的です。

SNSの活用方法については「飲食店がSNSで売上・集客につなげる8つのコツ!成功事例や注意点も紹介」で詳しく解説しています。

また、売れやすい人気メニューは「移動販売(キッチンカー)で売れるメニュー15選!儲かる商品や差別化のコツも徹底解説」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

2. メニュー開発が難しい

商品メニューの開発も移動販売で大変なことの1つです。

メニュー開発が難しいのは、以下のような理由があります。

  • 市場調査やマーケティングが必要
  • 差別化しなければならない
  • 原価率や廃棄ロスを考慮する必要がある
  • 試作品を作り試行錯誤しなければならない

売れるメニューを作るためには、市場調査で需要を調べなければなりませんまた、美味しければ何でも良いわけではなく、コストを計算する必要もあります。

この問題点を解決するには、フランチャイズ加盟や競合店のメニューを研究するのが有効です。

フランチャイズなら、お金をかけてマーケティングを行い、原価率も計算されているレシピを共有してもらえます。
自分で考える必要がなく、売るための施策がすでに用意されているため、効率的です。

フランチャイズに入らない場合は、競合店のメニューを見てみましょう。
すでに売れているメニューであれば、需要があることが証明されています。

良いところは取り入れて、アレンジしていくのがおすすめです。

3. 出店場所を確保できない

移動販売は固定店舗と違い、出店場所を見つけなければ営業できませんところが、なかなか営業場所を確保できないという大変さもあります。

対策としては、主に以下3つが挙げられます。

  • 開業前から探しておく
  • 人とのつながりを大切にする
  • 複数の選択肢を持っておく

実際に開業する前から場所を探し始め、営業許可が取れたらすぐ交渉できるようにしておくと、スムーズです。

また、相手側の都合や他店とのメニュー被りにより、急に出店NGとなるケースもあります。そのため、出店場所の候補は複数押さえておくのがポイントです。

また、良い条件のイベントへ呼んでもらえるように、イベント関係者や同業者と良好な関係を築いていきましょう。

移動販売(キッチンカー)の出店準備や営業当日に大変な3つのこと

移動販売(キッチンカー)の出店準備や営業当日に大変な3つのこと

移動販売は出店準備や営業当日にも大変なことがあります。主に、以下の3つです。

  1. 仕込みの手間がかかる
  2. 当日の出店準備や片付けが大変
  3. 悪天候の中での営業が大変

1つずつ見ていきましょう。

1. 仕込みの手間がかかる

移動販売ではメニューによって事前に仕込みが必要なため、手間がかかります。
車内で許可されない作業工程は、仕込み場所で済ませておかなければなりません。

たとえば食材を切ったり、粉からパン生地を作ったりする作業です。

また、許可される内容であっても、当日のオペレーションを簡単にするために下準備をする場合もあります。
たとえば焼き菓子を提供する場合は、先に焼いておいた方が当日は楽になります。

これらのような仕込みの手間を減らすには、以下のような対策が有効です。

  • 仕込みの少ないメニューを選ぶ(例:かき氷)
  • 仕込み済みの食材を仕入れる(例:成型済みのパン生地)
  • フランチャイズに加盟して仕込み不要の商材を提供してもらう(例:串打ち済みの焼き鳥)

「成型済み」や「あとは焼くだけ」という状態の食材を仕入れると、仕込みは不要になります。

2. 当日の出店準備や片付けが大変

移動販売では毎回の出店準備や後片付けが大変です。たとえば、以下は当日行う作業の一例です。

<出店準備>

  • 必要な機材や食材の積み込み
  • 現地でのぼり・看板・メニュー表などの設置
  • 移動販売車の受け渡し窓口のセッティング
  • 使う調理器具や包装資材の準備
  • 商品の陳列

<後片付け>

  • 看板等の撤収
  • 設備・調理器具などの後片付け
  • 生ゴミの処理
  • 余った食材の管理

固定店舗とは違い、移動するという商売の形式上、準備や後片付けを完全に無くすことはできないでしょう。

ただし、セッティングしやすい販促物を利用することで対策は行えます。

たとえば持ち手付きの看板を使うと、キッチンカーへの積み下ろし作業が楽になります。また、ポスターを差し込める看板を使えば、直接看板に書き込む手間がかかりません。
(参考:モノタロウ|A型ポスター看板

便利な道具を積極的に活用してみてください。

3. 悪天候の中での営業が大変

移動販売は基本的に屋外で営業するため、天候に左右されやすい点が大変です。天気が悪いと客足が遠のきます

しかし、イベントでは雨でも出店をキャンセルできないこともあります。

悪天候の中でも売上を上げるには、以下のような対策を行いましょう。

  • 雨の日限定の特典をつける
  • パラソルやサイドオーニングを用意する

雨の日限定の特典とは、たとえば限定メニューの提供や、割引サービスなどです。

限定割引は移動販売に限らず、家電量販店などでもよく行われています。そのため、一定の効果が見込める方法だと考えられるでしょう。

移動販売(キッチンカー)で大変な状況を避けるにはプロを頼る

移動販売(キッチンカー)で大変な状況を避けるにはプロを頼る

ここまで、移動販売で大変なことをお伝えしてきましたが、事前に対策をするには経験者やプロのアドバイスを聞くことも大切です。

対応策のすべてを1人で考えて実行していくのは難しいからです。特にこれから移動販売を開業する方であれば、なおさら困難でしょう。

近くに話を聞ける人がいない場合は、フランチャイズに入ったり、コンサルを受けたりするのがおすすめです。

「キッチンカー相談の窓口」では、移動販売の開業に関するアドバイスや相談を承っています。
キッチンカーや営業許可など、開業についての困りごとのサポートを行っているため、ぜひ何でもお問い合わせください。

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