「移動販売で売れるメニューは、どんなメニュー?」
「利益がしっかり出せるメニューを選びたい」
「何を基準にメニューを決めればいいの?」
移動販売で最も重要と言っても過言ではないのが、メニューです。
メニューは非常に幅広く、キッチンカーの営業を始めたいと思ったとき、商材選びに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、移動販売のメニューについて、以下の点を紹介します。
- 移動販売で売れる人気のメニュー
- メニューを決めるときの基準
- 他店と差別化する方法
- メニューボードを作るときのコツ
この記事を読めば、どんなメニューを出せば良いのか、わかります。売れるメニューを作って移動販売で成功するためにも、ぜひご覧ください。
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移動販売(キッチンカー)で人気のメニュー15選
移動販売(キッチンカー)で人気のメニューを、種類別に15選紹介します。
<食事・おかず系の人気メニュー5選>
- 牛タン
- ケバブ
- 焼き鳥
- カレーライス
- ラーメン
<軽食・スイーツ系の人気メニュー7選>
- ホットドッグ
- ハンバーガー
- パン
- ピザ
- たこ焼き
- クレープ
- アイスクリーム
<ドリンクの人気メニュー3選>
- スムージー
- コーヒー
- ビール
それぞれのメニューの特徴を、以下でお伝えしていきます。また、各メニューごとに、さらに詳しく解説している記事もありますので、ぜひそちらもご覧ください。
食事・おかず系のメニュー5選
食事・おかず系の人気メニューは、以下の5つです。
- 牛タン
- ケバブ
- 焼き鳥
- カレーライス
- ラーメン
1. 牛タン
牛タンは、他の肉を使っているメニューにも応用が可能なため、様々なメニュー展開をできるのがメリット。
原価が高いのがデメリットですが、高級感があるため販売価格を高くしても売りやすいのも特徴です。
>>【完全版】牛タンの移動販売の始め方8ステップ!成功するコツと必要な準備も紹介
2. ケバブ
ケバブは見た目のインパクトで注目を集めやすいのが、大きな特徴です。
ターゲット層が限られるというデメリットはありますが、季節を問わず売れやすい商品だといえます。
>>【人気上昇中】移動販売でケバブを売る3つのメリット!成功するための3つのコツも解説
3. 焼き鳥
焼き鳥は客層が幅広く、出店エリアの選択肢が多い商材です。
事前の仕込みが大変という面はありますが、提供前に焼くだけなので、比較的調理がしやすいメニューと言えます。
4. カレーライス
カレーライスはランチ営業でも人気の定番メニュー。仕込みには時間がかかりますが、車内では温めるだけで提供でき、回転率が早いのが特徴だといえます。
トッピングでバリエーションをつけられるのも魅力です。
5. ラーメン
ラーメンは主食として普遍的な人気のある商材です。固定店舗のラーメン屋がライバルとなるでしょう。
真夏は売れにくい面もありますが、冷やし中華などで集客することも可能です。
軽食・スイーツ系のメニュー7選
軽食・スイーツ系の人気メニューは、以下の7つです。
- ホットドッグ
- ハンバーガー
- パン
- ピザ
- たこ焼き
- クレープ
- アイスクリーム
1. ホットドッグ
ホットドッグはメジャーな商品で、子どもから大人まで幅広い層に人気です。
作り置きしづらく提供時間がかかる点はデメリットですが、その分、仕込みは簡単です。
ソースやトッピングでメニュー展開できることも特徴だといえます。
2. ハンバーガー
ハンバーガーは、主に若い世代に人気がある商品です。
競合が多いのが難点ですが、挟む肉や野菜・トッピングを変えることで差別化が図れます。
またドリンクやポテトなど、セット販売で客単価を上げやすい点もメリットです。
3. パン
焼きたてのパンは主食なので、安定した需要があるのがポイント。
パン作りに手間と時間はかかりますが、豊富なメニュー展開をできるのはメリットです。
また、間食やおやつとしてのニーズもあります。
>>【完全版】移動販売(キッチンカー)でパン屋を始める5つの方法!成功のコツや必要な許可も解説【2021年7月改訂】
4. ピザ
ピザはトッピングでバリエーションをつけやすいメニューです。
うまく焼くための技術さえ磨けば、おしゃれな印象や特別感で集客しやすい商材と言えます。
5. たこ焼き
たこやきは、老若男女問わず受け入れられるメニューです。
競合他社は多いですが、アレンジをしやすいのがメリット。また、原価率が低いのもポイントです。
6. クレープ
クレープは食べ歩きがしやすいため、移動販売の王道メニューと言えます。
その分競合も多いですが、差別化さえできれば場所や時間帯を問わず売れやすい商品です。
7. アイスクリーム
アイスクリームは年齢や性別を問わず人気があります。
コンビニなど強力なライバルも多いですが、トッピングでメニュー展開をできるのは、飲食店営業の強みです。
ドリンクメニュー3選
ドリンクメニュー系の人気メニューは、以下の3つです。
- スムージー
- コーヒー
- ビール
1. スムージー
スムージーは若い人から人気で、流行に乗りやすい商品です。
特にバナナスムージーは、絶大な人気を集めており、様々な地域で出店が増えています。
冬場は夏に比べると売れにくいですが、ホットスムージーなどのメニュー展開で対策できます。
作り方が簡単で、大掛かりな仕込みが必要ないのもポイントです。
>>【話題】バナナスムージーの移動販売に必要な準備を完全網羅!材料が少なくチャレンジしやすい
2. コーヒー
コーヒーはオフィス街や住宅街でも需要があるドリンクメニュー。
コンビニやチェーン店などのライバルが多いですが、使うコーヒー豆で差別化を図れます。
比較的原価を抑えやすいのもポイントです。
3. ビール
ビールはフードメニューと合わせて販売しやすいのが特徴。イベントでは必須とも言えるほどのメニューです。
特にクラフトビールは特別感があり、販売価格を高めに設定しても売れる傾向があります。
おつまみメニューを併せて提供することで、単価アップも可能です。
移動販売(キッチンカー)のメニューを決めるときの5つの基準
移動販売のメニューを決めるときのポイントは、5つあります。
- 売れる人気メニューを選ぶ
- 利益が出やすい商品を選ぶ
- 作りやすいメニューを選ぶ
- 出店場所に合わせて選ぶ
- 季節に合わせて選ぶ
順番に説明していきます。
1. 売れる人気メニューを選ぶ
1つ目のポイントは、人気メニューを選ぶことです。なぜなら、マイナーな商品は購入してもらいにくく、売るための工夫が必要となるから。
これから移動販売を始めるのであれば、定番商品の方が無難です。どのようなメニューが人気なのかは、前述の「移動販売(キッチンカー)で人気のメニュー15選」をご参照ください。
また別記事「移動販売の人気ランキング」でも、キッチンカーの人気ランキングを紹介しています。
移動販売の人気ランキング!儲かるメニューを決める5つのポイントも解説2. 利益が出やすい商品を選ぶ
儲かる商品を選ぶことも大切です。どれだけ売れても、利益が出なければ商売を続けられません。
ここでポイントとなるのは「看板メニューが、必ずしも儲かるとは限らない」ということです。
その場合、看板商品で集客し、原価率の低いドリンクやサイドメニューで利益を上げるのも、1つの方法です。
具体的に、儲かる商品の選び方には、以下の3つが挙げられます。
- 原価の低いものを選んで、原価率を抑える
例)ドリンク・かき氷 - 販売価格が高くても売れやすいものを選ぶ
例)牛タン - 廃棄ロスの少ないものを選んでコストを下げる
例)アイスクリーム
ドリンクはセット販売で客単価アップも狙えます。さらに、どの商材とも合いやすく、比較的取り組みやすい方法です。
上記で挙げた方法は、すべての方法を取り入れる必要はなく、どの戦略で稼ぐかを決めることがポイントとなります。
3. 作りやすいメニューを選ぶ
メニューを決める際には、作りやすさも重要です。調理工程の多いメニューを作ったり、品目数を増やし過ぎたりすると、作業が追いつかずに販売スピードが落ちてしまいます。
提供スピードで選ぶなら、事前に仕込みをしておくことで、車内では加熱や盛り付けだけで提供できるメニューがおすすめ。
例としては、以下のような料理が挙げられます。
- カレーライス
- シチュー
車内での調理工程が少ないメニューを選ぶと、回転数が上がるので売上を増やしやすくなります。また、自分1人でも営業できることもポイントです。
4. 出店場所に合わせて選ぶ
メニューは、出店場所に合わせて選ぶことも重要です。
たとえば、オフィス街なら忙しい人が手軽に食べられるホットドッグやパンなど。
働き盛りの年代の人が空腹を満たせる焼肉弁当やカレーライスも人気です。
フードイベントなら、非日常感や特別感のあるものも良いでしょう。牛タン串やケバブなどがおすすめです。
5. 季節に合わせて選ぶ
キッチンカーでは、季節に合ったメニューを提供することもポイント。移動販売では屋外で営業することが多いため、気温や天候の影響が固定の店舗より大きくなります。
例として、季節に合わせたメニューには、以下のようなものがあります。
<夏向きのメニュー>
- 焼き肉
- アイスクリーム
- かき氷
- ビール
- スムージー
<冬向きのメニュー>
- ラーメン
- シチュー
- ホットワイン
商材によっては、夏・冬どちらの季節にも対応できるものもあります。たとえば牛タンなら、夏は焼き肉、冬は牛タンシチューなど。
そのような応用の効く商材を選ぶのも、選択肢の1つとして有効です。
移動販売(キッチンカー)のメニューで差別化する4つの方法
移動販売のメニューで差別化するには、4つの方法があります。
- 1つの商材に特化する
- 使う食材にこだわる
- 調理工程にこだわる
- アレンジで個性を出す
1つずつ見ていきましょう。
1. 1つの商材に特化する
差別化するには、なんでも屋になるのではなく、1つの商材に特化して看板メニューを作ることが大切です。複数商材を扱うとしても、主軸となる商品を決めましょう。
専門性のあるキッチンカーの方が「その道のプロ」のように見えるのです。
2. 使う食材にこだわる
使う食材にこだわることも、差別化の1つの方法です。たとえば、以下のような選択肢があります。
- アグー豚のソーセージで、ホットドッグを作る
- 北海道産のじゃがいもで、フライドポテトを作る
食材が特別なだけで、定番メニューであっても「このお店ならではの商品」となるのです。
3. 調理工程にこだわる
飲食店なら、やはり調理工程で他店と差をつけたいところ。
たとえば、商材がパンやホットドッグなら、パン生地から作るなど。自家製にすると、それだけでオリジナルになります。
4. アレンジで個性を出す
アレンジで個性を出すのは、比較的取り組みやすい方法です。大掛かりなメニュー開発をしなくても、味にオリジナリティを出せるため。
たとえば以下のような工夫が、その一例です。
- トッピングでメニュー展開をする
- オリジナルソースを作る
少しのアレンジで、同じ商材でも他店と差別化しやすくなります。
移動販売(キッチンカー)のメニューボードを作るときの3つのコツ
移動販売のメニューボードは、集客力を高めるうえで非常に大切です。
こちらでは、作るときのコツを3つ紹介します。
- 美味しそうに見える写真を載せる
- メニューの魅力を言葉で伝える
- 値段を大きめに載せる
それぞれ解説していきます。
1. 美味しそうに見える写真を載せる
メニューボードには、文字だけでなく写真を載せましょう。その際に気をつけるのは、以下のような点です。
- 上手く撮れるまで、何度も撮影する
- ソフトやアプリで写真を加工する
- 写真を大きく載せる
あまりにも小さい写真だと、歩いているお客様からは見えず、集客効果が薄れてしまいます。美味しそうに見える写真で、目を引きましょう。
2. メニューの魅力を言葉で伝える
メニューボードには、ただ商品名を載せるだけでなく、以下のようなアピールポイントを書くことも重要です。
- 食材のこだわり
- 味の特徴
- コンテストの受賞歴
- メディアの掲載歴
お客様が「食べてみたい」と思うような一言を入れましょう。
3. 値段を大きめに載せる
お客様が数あるキッチンカーの中からメニューを選ぶときには、必ず金額をチェックします。
そのため、わかりやすく書いておくのが、まず候補に入れてもらうためのポイントです。
メニューボードを遠くから見る方もいるので、なるべく大きく掲載しておきましょう。