飲食経営に興味を持ったきっかけからキッチンカーで移動販売を始める方は多くいらっしゃいます。移動販売をしてみたいと思っても、キッチンカーを購入するお金を出すには勇気がいるし、そもそもどのように始めていくと良いかわかりにくいですよね。
実はキッチンカーは購入しなくとも、レンタルで始めることが可能です。今回は、キッチンカーを個人の方がレンタルをする際の注意点や営業許可の取り方などを解説していきます。
なお、日本一移動販売を気軽に始められるためしてキッチンカーであればレンタル時の不安も解消してあなたの移動販売デビューをサポートしますので、是非お気軽に無料相談をご利用下さい。
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キッチンカーのレンタルで初期費用を抑えられる
移動販売をしたいと思っても、キッチンカーの準備がないと始められません。はじめての移動販売をする際に、いきなり車両を購入して大きなリスクを負うことは避けたいですよね。
キッチンカーは購入だけでなく、レンタルで始めることができます。
キッチンカーをレンタルすることで購入するよりも初期費用としては数百万円抑えることが可能です。
レンタルのメリット
レンタルにおけるメリットは初期費用を抑えられるだけでなく、以下の点でもメリットがあります。
- 損失を抑えられる
- 移動販売を行う際の法律の問題の心配がない
それぞれ具体的に見ていきます。
損失を抑えられる
移動販売のビジネスを始めるということは事業を始めることと同じです。事業を始めるにあたっては、あなたの自己資金を使うこともあれば、銀行から借り入れをして始める方もいらっしゃるでしょう。
事業を始めるからにはなるべく損失は小さくしたいものです。キッチンカーを購入した場合、もし事業に失敗してしまった場合には車両を売却するしかありませんが思い通りの価格やタイミングで売却できるとは限りません。
しかしレンタルであれば、車両を保有する必要はありませんし購入のための初期投資は少なく、もし自分に向いていない場合には期間満了時に返却すればよいので損失を抑えられるでしょう。
移動販売を行う際の法律のハードルを下げられる
キッチンカーを保有すればすぐに移動販売ができるかというとそうではありません。必ず行わないといけない事の一つに保健所の営業許可が必要になります。保健所の営業許可は自治体ごとにまばらであり、営業許可を得た自治体でしか販売をすることができません。
つまり、自分で購入して改造してから保健所に相談をしても、A県では許可を貰ったとしてもB県では許可が下りないことがあり得ます。
その点、営業許可の申請が通るように設計されている車を予めレンタルすることで、余計な出費や許可の申請をスムーズに行うことができるため法律問題をクリアしやすいと言えるでしょう。
自分で制作した車両で営業許可が出ない場合に再度改造して多額の費用が発生するような無駄も起こりにくいでしょう。
ただし、どこのレンタル業者でも営業許可に関して網羅をしているわけでもないため、レンタルする前には予めどこどこでどういう形態の移動販売をしようと思っているのですがと、事前相談をしておくと良いでしょう。
レンタルのデメリット
移動販売においてはキッチンカーをレンタルすることのメリットは大きいですが、一方でデメリットもいくつかあります。
- 購入より高くなることもある
- 仕様の変更は難しい
具体的に見ていきます。
購入より高くなることもある
レンタルすることで、購入するよりも初期費用を抑えることができました。一方でレンタルする期間が長くなればなるほど、レンタル費用がかかり続けていきます。
その他にもキッチンカーの車体費用以外に、中で使うキッチン機器や発電機などの設備にも別途レンタル料がかかるケースもあります。
一見するとレンタルする方が初期段階では安く済みそうですが、様々な費用が毎月掛かることを鑑みると場合によっては半年以上のレンタルの方が購入よりも高くなることもあり得ます。
なお、ためしてキッチンカーであれば毎月20万円、半年120万円の費用負担で半年後に返却することができますので半年試してみてからお好きにご検討いただけます。
仕様の変更は難しい
事業を始めていくと、キッチンカーの間取りや設備を自分好みのものに変えたくなることもあるでしょう。キッチンカーを自分で所有している場合は自分好みのアレンジを行うことができますが、レンタルの場合に始めた後の変更は難しいでしょう。
もし自分好みのアレンジを行いたいのであれば、移動販売を始める前に整備する必要がありますのでレンタルする前に内装や間取り、設備などのイメージを作っておくと良いでしょう。
キッチンカーをレンタルして事業を行う場合の注意点や必要な手続き
キッチンカーをレンタルする際に、法律上の注意点として保健所の許可を挙げましたが、合わせて2つの法律面での注意点があります。
- 食品衛生法
- 道路交通法
具体的に見ていきます。
食品衛生法
レンタルのメリットに記載をしました、保健所の営業許可は食品衛生法に基づいています。食品衛生法保健所で発行される飲食店や喫茶営業、菓子製造業を営業するための「食品営業許可」は、保健所によって貸出を厳しく禁止されており、いわゆる名義貸しができません。
つまり、初めてキッチンカーをレンタルで営業する場合はあなたの名義で食品営業許可証の取得を行う必要があります。
また、営業許可の種別に関しても各自治体で分類そのものが異なる点も注意が必要です。同じ食品を扱っていても分類名が異なることで許可が下りないことなどもあります。
保健所の営業許可のチェックポイント
保健所の営業許可はご自身で取得する必要があります。保健所がチェックするポイントは以下の通りです。
- キッチン設備
- メニューや調理工程
キッチンの設備では、調理をするための必要な設備がきちんとそろっているかを確認していきます。メニューや調理工程ではメニューの数、生ものを扱うのかどうか、仕入れ先、調理方法に関して確認していきます。
道路交通法
キッチンカーをレンタルする際には道路交通法を遵守する必要があります。法令順守するためには下記3点のうちいずれかを満たしている必要があります。
- レンタル業者の人に営業場所までキッチンカーを運んでもらう
- わナンバーのレンタカー登録されている車両を借りる
- 車検証の自分名義に名義変更を行う
移動販売を検討しているあなたが、今後移動販売を定期的に行いたいのか、1度だけのイベントで出店をするのかによって満たすポイントは変わるでしょう。
1度だけのイベントへの参加であれば、出店場所までレンタル業者に運んでもらう方法で良いでしょう。なお、費用は運搬する場所にもよりますが、1日10万円程度が相場というところが多いです。運搬費用が掛かるため、通常のレンタルよりも費用は割高になる傾向にあります。
今後複数回にわたって移動販売を行う場合には、わナンバーのレンタカー登録されているキッチンカーを借りるもしくは名義変更を行いましょう。
名義変更と保健所の営業許可のスケジュール
名義変更のための書類準備と保健所の食品営業許可を取得するためのスケジュールはおよそ10日〜2週間ほどかかります。
営業日が決まっている場合は、準備期間を十分にとっておきましょう。
個人でキッチンカーをレンタルする際の注意点
キッチンカーのレンタルには食品衛生法と道路交通法の2つを遵守する必要があります。個人でキッチンカーをレンタルする際の注意点として車両の名義変更にあります。
車両の名義を変更していないケースでは、食品衛生法の保健所の営業許可もキッチンカーの名義のままでされているため注意が必要です。
万が一、このような状態で営業していて保健所の検査が入った場合には営業停止になる可能性が高いです。
個人でレンタルする場合は、車両の名義変更が行われているかを十分に確認するようにしましょう。
レンタルでの失敗事例
キッチンカーのレンタルを行った場合の失敗事例として理想的な内装や設備を求めた結果非常に高額な見積り結果になってしまうことなどがあります。
また、オプション(販売窓追加やカッティングシート追加等)も知らないうちに付帯されており必要以上のスペックでの見積りになっていることで高額になることもあります。
見積り時点なので契約にはなっていないものの、想定以上の金額になってしまうとしりすぼみしてしまうことにも繋がりかねません。
キッチンカーレンタルの相場
レンタルの際に、思っていた以上の費用になることは避けたいものです。その為にはキッチンカーレンタルの相場を予め知っておくことが重要です。レンタルの費用は期間によって異なります。
- 短期レンタル(1日~数日)
- 長期レンタル(1か月以上)
短期レンタル(1日~数日)の1日あたりの相場は2~5万円です。短期レンタルは、土日だけなど限られた日数で移動販売をする場合におすすめです。副業で移動販売の事業を始めたい方に向いています。
長期レンタル(1か月以上)の1か月あたりの相場は20~30万円相場です。短期レンタルと比較すると、長期レンタルの金額は高く見えます。
しかし、日割りすると短期レンタルの下限2万円を切る場合もあり、稼働日数が多い場合はお得になります。
契約期間が長いと一日単位の料金が安くなりますが付帯する内容によっては金額は前後するため相場観を元に内容を確認するようにしましょう。
失敗しないために相見積もりは取ろう
キッチンカーのレンタルの際には相見積もりを取るようにしましょう。レンタル業者によって同じスペックの車両でも金額が異なることがあります。
参考>>【業者紹介あり】キッチンカー・移動販売車はレンタル可能!料金の相場や借りるときの注意点を解説
キッチンカーレンタルの見積り書のチェックポイント
キッチンカーレンタルにおいて、見積書では下記ポイントを確認していきましょう。
- 製品の基本仕様(車両の内容とキッチンの内容)
- オプション
製品の基本仕様ではどのような車両で走行距離はいくらであるかなどがわかります。キッチンの内容は特に重要で、どのような販売を行いたいかを元に最低限調理する為に必要になるスペックかどうかを確認するようにしましょう。
また、可能であれば実際にご自身で調理をする際の導線を実車で確認しておきましょう。コンセントの箇所や個数、蛇口の箇所や個数など細かい点を見落とさないようにしたいものです。
オプションは元々チェックが入っていないかを確認し、実際にご自身で乗車し導線を確認したうえで必要なものだけを付けるようにしましょう。
まとめ
今回は、キッチンカーを個人の方がレンタルをする際の注意点や営業許可の取り方などを解説していきました。移動販売を行いたい際に、キッチンカーをレンタルできれば購入しなくとも初期費用を抑えて始めることができるためおすすめです。
しかしながら、レンタルをしたとしても道路交通法や食品衛生法の遵守が必要であることや半年以上の事業継続を行う場合には費用負担としては購入した方が安く済むこともあります。まずは移動販売をしてみたい方にとってはレンタルは気軽に始められる方法になりますので是非検討してみてください。
なお、日本一移動販売を気軽に始められるためしてキッチンカーであればレンタル時の不安も解消してあなたの移動販売デビューをサポートしますので、是非お気軽に無料相談をご利用下さい。