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【必見】コンビニの移動販売のメリット・デメリット7選や成功の秘訣を徹底解説

コンビニの移動販売のメリット・デメリットや成功の秘訣を徹底解説

「コンビニの移動販売って、どうやって始めるの?」
「許可は必要?」
「移動販売で売るコツは?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

コンビニの移動販売は近年増えてきていますが、実際に営業するのは大変と思う方もいるかもしれません。

そこで本記事では、コンビニの移動販売について、以下の点を紹介します。

  • コンビニの移動販売のメリット・デメリット
  • 移動販売の始め方
  • 成功のコツ

この記事を読めば、移動販売の始め方から成功の秘訣までがわかります。店舗の売上をさらに伸ばすためにも、ぜひ参考にしてください。

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コンビニの移動販売を行う4つのメリット

コンビニの移動販売を行う4つのメリット

コンビニの移動販売を行うことには、4つのメリットがあります。

  1. 販売のターゲット層が広がる
  2. 客単価が固定店舗よりも高い
  3. 商品開発の手間や時間がかからない
  4. 全国的な知名度がある

1つずつ見ていきましょう。

1. 販売のターゲット層が広がる

移動販売を行うと、コンビニがない地域の住民や、買い物へ行けない方々へも販売できるようになります。

それにより、固定店舗のみで営業するよりも、客層が広がることがメリットです。

経済産業省からは、実際に移動販売の収益は年々伸びており、採算も取れているとの発表があります。

参考:経済産業省|買物弱者応援マニュアル(P26)

2. 客単価が固定店舗よりも高い

コンビニの移動販売は、固定店舗より客単価が高いこともメリットです。

その理由は、過疎地の住民や車で買い物に行けない高齢者などが、移動販売で日用品を買うためです。
たとえば、トイレットペーパーや洗剤など、都市部ではスーパーやドラッグストアで買うようなものもコンビニの移動販売で買われます。

その結果、お弁当や今すぐ必要なものがメイン商材である固定店舗のコンビニより、客単価が高くなる傾向があります。

参考:日経ビジネス|「走るコンビニ」現場で見た光景

3. 商品開発の手間や時間がかからない

コンビニの移動販売は、商品開発の手間や時間がかかりません。

通常、個人で移動販売をする場合は、提供する商品やメニューなどを自分で考える必要があります。
原価を計算したり、どの程度の需要があるかを調べたりしなければなりません。

一方のコンビニであれば、本部が市場調査をした上でメニュー開発したお弁当やスイーツを販売できる点がメリットです。

4. 全国的な知名度がある

コンビニの移動販売では、ローソンやセブンイレブンなど、全国的に有名なお店の商品を売れます。
そのため、知名度アップのための広告宣伝が必要ありません。

また、商品に対する信頼感や安心感を持ってもらいやすいのも、知名度があるコンビニのメリットです。

コンビニの移動販売を行う3つのデメリット

コンビニの移動販売を行う3つのデメリット

コンビニの移動販売には、デメリットも3つあります。

  1. 体力的にハードな面がある
  2. 個包装されていない食品の販売は難しい
  3. 商品でオリジナリティを出しづらい

それぞれ説明していきます。

1. 体力的にハードな面がある

コンビニの移動販売は、体力的にハードな場合もあります。

たとえば過疎地で移動販売をする場合、1日100km以上の運転をすることもあります。
巡回件数は、1日で35~40件ほどです。長距離運転が苦手な方には、少しキツいかもしれません。

ただし、販売場所によっては1日で平均20~30kmの運転、巡回件数は10~20件程度となっています。

参考:経済産業省|買物弱者応援マニュアル(P26~27)
参考:セブンイレブン・ジャパン|オーナーインタビュー

2. 個包装されていない食品の販売は難しい

コンビニの移動販売では、個包装されていない食品の販売は難しくなっています
たとえば、固定店舗のレジ横で売っているようなからあげやドーナツ、淹れたてのコーヒーなどです。

このような個包装されていない食品を売るには、保健所の営業許可を取らなければなりません
しかし、許可を取るには給排水タンクの容量など、厳しい設備基準があります。

コンビニの移動販売車は販売に特化しており、給排水タンクなどがないため、現状の車両の仕様では惣菜などを販売できない点はデメリットと言えます。

3. 商品でオリジナリティを出しづらい

コンビニの移動販売では、基本的にそのコンビニで扱っている商品を売ります。
そのため、提供する商品では個性を出しづらいでしょう。

移動販売ならではのメリットを出せないと、店舗型のコンビニと差別化ができず、売上が伸びないかもしれません。

【7つのステップ】コンビニの移動販売の始め方

【7つのステップ】コンビニの移動販売の始め方

ここからは、コンビニの移動販売を始めるまでの流れを紹介します。

以下は、すでにコンビニオーナーとしてフランチャイズに加盟済みで、固定店舗を経営している状態を前提とした7つのステップです。

フランチャイズに加盟できていない場合は、まずは固定店舗から始めてみてください。

  1. 同系列のコンビニで移動販売の体験をする
  2. 営業エリアを決める
  3. 販売ルートや出店場所の選定をする
  4. 商品ラインナップの決定
  5. 移動販売車を用意する
  6. 必要な資格の取得や届出を行う
  7. 営業を開始する

順番に見ていきましょう。

1. 同系列のコンビニで移動販売の体験をする

コンビニによっては、同系列の店舗で移動販売の体験を行っています。

すでに移動販売を実施している店舗と一緒に1日回らせてもらい、実際にやるべきことを学びましょう

2. 営業エリアを決める

次に、営業エリアを決めます。

市場調査をして、コンビニの移動販売の需要があるかどうかを見極めましょう。

3. 販売ルートや出店場所の選定をする

営業エリアを決めたら、販売ルートや出店場所の選定をしていきます。

たとえば住宅地を回る場合は、個人宅の駐車場を使わせてもらうことも多いです。
市場調査をする際に、需要のある場所からは事前に許可を得ておくと良いでしょう。

その他、施設を回る場合は、老人ホームや事業所などで売上が上がりやすいです。

4. 商品ラインナップの決定

販売ルートを決めたら、移動販売の商品ラインナップを決めていきます。

基本的には、自店舗のコンビニから商品を車に積み込みます。移動販売で何を売るかは、加盟店舗が独自で決められるパターンが多いです。

保健所へ届出をする際に、どんな食品を販売するか説明できるように、ある程度決めておきましょう。

5. 移動販売車を用意する

販売ルートや商品ラインナップを決めたら、移動販売車を用意します。

コンビニの移動販売車には、軽トラックや1tトラックを用いることが多いです。車内には、主に冷蔵庫・冷凍庫・陳列棚を設置します。

金額の目安は、冷蔵庫等の設備も含めて軽トラックで200万円から、1tトラックで250~300万円前後となっています。

積み込む商品の量や必要な設備の大きさに合わせて、車両を選びましょう。

価格参考元:F.B AUTO CRAFT

6. 必要な資格の取得や届出を行う

移動販売車を用意できたら、資格の取得や届出を行います。コンビニの移動販売で必要な資格は、以下の2つです。

  • 食品衛生責任者
  • 販売業の届出

食品衛生責任者

食品衛生責任者は、食品の販売・提供を行う事業では必ず必要な資格です。

ただし、食品衛生責任者は人に対する資格なので、コンビニを経営するためにすでに取得されていれば、新たな手続きは必要ありません

販売業の届出

販売業の届出は、営業エリアを管轄する保健所へ提出します。個包装された食品を売るだけであれば、営業許可は必要なく、届出のみで営業可能です。

調理営業の許可とは異なり、届出には設備要件がないため、保健所による車両の審査もありません。

7. 営業を開始する

必要な届出を提出したら、いよいよ営業開始です。

当日にコンビニの固定店舗から車へ商品を積み込みましょう。

移動販売の終了時に残っていた商品は、再び固定店舗で並べて販売することが可能です。
ロスを極力減らして、売上を伸ばしていってください。

移動販売事業を行っているコンビニ3選

移動販売事業を行っているコンビニ

移動販売事業を行っているコンビニは、主に以下の3社です。

  1. セブンイレブン
  2. ローソン
  3. ファミリーマート

各コンビニによって特徴や事業の取り組み方が異なります。「どのコンビニで移動販売をするか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. セブンイレブン

セブンイレブンは、2011年5月に移動販売事業を開始しました。

2021年4月時点では、移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」を1道2府35県で107台運用しています。このことから、移動販売事業に力を入れていることが分かります。

セブンイレブンの移動販売は、

  • 山間の住宅エリア
  • 個人宅
  • 事業所

など、多岐に渡ることが特徴です。主に、高齢者が多い地域を中心に巡回しています。

参考:セブン&アイホールディングス|お買い物の支援

 2. ローソン

ローソンは、以下の2つの移動販売事業を展開しています。

ローソンお届けサービス:電話などで注文を受け、 お弁当やおにぎりといった商品をお客様の自宅までお届けする
ローソン移動販売サービス:高齢者施設や企業、工場などに訪問し、食品や日用品の販売を行う

また、ローソンは日本のコンビニで初めて、フードデリバリーサービスの提供を行っているコンビニです。

2022年2月時点では、以下4つのサービスを導入しています。

  • Uber Eats
  • foodpanda
  • DiDiFood
  • Wolt

ローソンでの移動販売は、フードデリバリーサービスを経由して行うことも可能です。

参考:ローソン|地域社会との関わり

 3. ファミリーマート

ファミリーマートは、2011年9月から移動コンビニ「ファミマ号」を営業しています。

第一号車は、東日本大震災の被害にあわれた方の支援のために行われました。その後、愛媛県や栃木県、群馬県など、高齢者が多い地域をメインに営業を行っています。

2016年5月には、全国農業協同組合連合会と提携し「ファミリーマート+Aコープいよ店」を母体とした移動販売事業を展開しています。

参考:ファミリーマート|【営業開始のお知らせ】ファミリーマート初の4つの温度帯の販売設備を搭載した移動販売車 移動コンビニ「ファミマ号」が営業開始!
参考:ファミリーマート|JA全農×ファミリーマート軽自動車タイプの「ミニファミ号」による移動販売を開始!〜「ファミリーマート+Aコープいよ店」を母店として営業〜 

コンビニの移動販売を成功させる3つのコツ

コンビニの移動販売を成功させる3つのコツ

コンビニの移動販売を成功させるには、3つのコツがあります。

  1. 移動販売の開業前から見込み客を探す
  2. 地域や個人のニーズに合わせて商品を変える
  3. お客様とコミュニケーションを取る

それぞれ説明していきます。

1. 移動販売の開業前から見込み客を探す

コンビニの移動販売では、開業してから集客するのではなく、事前に見込み客を探しておくことがポイントです。

「うちに販売に来てほしい」という人を探し、常連になりそうなお客様をたくさん見つけておき、そのルートを回るようにしましょう

探し方としては、足を使って住宅街や過疎地の家を1軒1軒回る方法が、地道ですが確実です。
近隣で移動販売を始めることを、ポスティングで告知するのも良い方法です。

2. 地域や個人のニーズに合わせて商品を変える

その日の販売ルートに合わせて、車に積む商品ラインナップを変えることも、コンビニの移動販売のコツです。

キッチンカーのような調理営業と違い、コンビニの移動販売では日常的に買う商品が固定しているお客様も多いです。

個人の好みまで覚えて品物を用意できれば、売上が上がりやすくなります。
個人宅以外を回る場合でも、その地域や訪問する施設の利用者に合わせて、商品を用意しましょう。

3. お客様とコミュニケーションを取る

キッチンカーと比べると、コンビニの移動販売はより地域に密着するビジネスです。

そのため、営業的なやり取りだけでなく、日常会話でコミュニケーションを取ることが鍵となります。

親しみや信頼感を覚えると「この商品はあなたから買うので、他の店舗では買わない」と言うお客様も多いからです。

リピーターになってもらうことで売上が安定するので、ぜひ会話を楽しみながら移動販売を行いましょう。

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