「コーヒーの移動販売って、どのくらいの開業資金が必要なの?」
「コーヒーの移動販売の始め方を知りたい!」
「コーヒーの移動販売を成功させるための秘訣はある?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
キッチンカーでコーヒーを販売しようとしても、何から始めたらいいのか分からない方は多いです。
開業資金はどのくらいかかるのか、必要な資格はあるのかどうか気になりますよね。
そこでこの記事では、コーヒーの移動販売について
- 始め方
- 必要な開業資金
- 成功のコツ
などを解説します。
コーヒーはコンビニや有名チェーン店でも買える商品のため、移動販売をする際には戦略を立てることが重要です。
ただ単に販売するだけだと、失敗に終わる恐れもあります。
コーヒーの移動販売で成功したいと考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
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コーヒーの移動販売に必要な開業資金は約259万円
コーヒーの移動販売事業を始めるには、約259万円の開業資金が必要です。
主な内訳は、以下の通りです。
- キッチンカー:約50~250万円
- コーヒーマシーン:2.5~6万円
- 保健所からの営業許可取得費:約1万円
- 食品衛生責任者の受講料:約1万円
- 提供するための容器:約2,000円
開業を考えている方は、約259万円の資金を用意しておきましょう。
自己資金で賄うのが難しい場合は、金融機関からの融資を受けるのも方法のひとつです。
融資を受ける方法は「【これで解決】飲食店は開業資金ゼロでも始められる?必要な資金と融資を受ける方法を紹介!」にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【8ステップ】コーヒーの移動販売の始め方を解説
コーヒーの移動販売を始める際には、主に以下8ステップを踏みましょう。
- 営業エリアを決める
- メニューを考える
- 保健所に相談する
- キッチンカー(移動販売車)を用意する
- 必要な許可や資格を取得する
- 出店場所を決める
- 保険に加入する
- 開業する
それぞれの項目について、詳しく解説します。
1.営業エリアを決める
まずはコーヒーを販売する営業エリアを決めます。
移動販売の営業許可を取得する際には、出店しようとしている地域の保健所へ申請が必要です。
許可が下りる基準は保健所によって異なるため、キッチンカーや設備を揃える前に確認しておきましょう。
なお複数のエリアで出店を考えている場合も、注意が必要です。
各地域の保健所に条件を確認し、営業許可基準をクリアしなければなりません。
2.メニューを考える
続いて、販売するメニューを考えます。
提供する商品によって、仕込み場所の有無や保健所の許可を取れる設備の条件が異なるためです。
主に以下の内容を考えましょう。
- コーヒー以外にカフェラテなどのドリンクを出すのか
- 食べ物も販売するのか
競合や売れ筋などをリサーチし、メニューを考えるのもおすすめです。
3.保健所に相談する
キッチンカーや設備などを揃える前に、保健所へ相談しましょう。
保健所の担当者や地域によって、営業許可基準の見解が異なるケースがあるからです。
営業許可申請が通らなかった場合、基準を満たすものに買い直すリスクが出てきます。
コストや手間がかかるため、事前に保健所へ相談すると安心です。
4.キッチンカー(移動販売車)を用意する
続いて、キッチンカー(移動販売車)を用意しましょう。
選ぶ際には、販売するメニューや作業人数などを考慮します。
コーヒーの移動販売におすすめの車種は、本記事中の「コーヒーの移動販売におすすめのキッチンカー3選」にて解説します。
キッチンカーを手に入れる方法は、主に以下の通りです。
- レンタルする
- 自作する
- 中古車を手に入れる
それぞれにメリットと注意したい点があり、あらかじめ調べておくと失敗やトラブルを防げます。
それぞれ詳しい入手方法が知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
レンタル>>【業者紹介あり】キッチンカー・移動販売車のレンタルは可能!料金の相場や借りるときの注意ポイントを解説
自作>>【完全版】キッチンカーの自作手順を4ステップで解説!費用や車検に通るための方法とは
中古車を手に入れる>>【お得な選択】キッチンカーの中古車を購入するメリット3選!相場や選び方のポイントを解説
5.必要な許可や資格を取得する
キッチンカーを用意できたら、移動販売に必要な許可や資格を取得します。
主に以下の2つです。
- 保健所からの営業許可
- 食品衛生責任者
保健所からの営業許可
移動販売を行うには、保健所からの営業許可が必要です。
事前に相談した際に教えてもらった、車両や設備の基準を満たすようにしましょう。
食品衛生責任者
食品衛生責任者は、食品衛生法で取得が義務付けられている資格です。
飲食店を営業する際には必須で、キッチンカー事業でも必要とされています。
食品衛生責任者の資格を取得するには、営業予定エリアの食品衛生協会による講習を受けましょう。
移動販売に必要な資格は「【必須】移動販売(キッチンカー)に必要な3つの資格とは?取得までの手順を徹底解説」にて詳しく解説しています。
6.出店場所を決める
営業に必要な許可・資格を取得できたら、出店場所を決めましょう。
平日の昼間はオフィス街を狙うと、サラリーマンやOLをターゲットにできます。
また、土日は開催されるイベントに合わせて出店するのもおすすめです。
出店場所の見つけ方は「【重要】移動販売(キッチンカー)の出店場所7選!見つけ方を6つに分けて詳しく解説」をご覧ください。
7.保険に加入する
移動販売中に何かあったときのことを考え、保険に加入しておくと安心です。
移動販売事業で入っておきたい保険は、以下の3つです。
- PL保険
- 自動車保険
- ドライバー保険
PL保険
他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたときの賠償責任を負担する保険です。
例えば、販売したコーヒーが食中毒の原因となったときなどの賠償にも備えられます。
おすすめのPL保険は、ノロウイルスも補償の対象となる「安心フード君」です。
自動車保険
キッチンカーにかける保険です。
移動販売車は運転頻度が高く、事故に遭うリスクがあるため、加入しておきましょう。
ドライバー保険
キッチンカーをレンタルする場合に加入しておきたい保険です。
他人の自動車を借用し、運転中に起こった事故を補償します。
これらの保険は、様々な保険会社が提供しています。
料金や補償内容が異なるので、何社か見積もりを取り比較しながら選びましょう。
8.開業する
移動販売の準備が整えば、いよいよ開業です。
コーヒーを販売していく際に、日々の売上を確認し記録することをおすすめします。
数字で残しておくことで、後から振り返りやすくなるためです。
Excelなどを使用し、売上表を作りましょう。
コーヒーの移動販売を成功させる3つのコツ
コーヒーの移動販売を成功させるためには、以下3つの方法を試してみてください。
- SNSを使って集客する
- オリジナリティを出す
- 食べ物も一緒に販売する
それぞれの項目について、順番に解説します。
1.SNSを使って集客する
移動販売事業を成功させるには、SNSを使って集客を行いましょう。
広告費用がいらず、誰でも手軽に行えます。
特にInstagramは、コーヒーの移動販売と相性が良いSNSです。
デザートやドリンクが写真映えしていると、話題を集められ集客に繋がります。
2.オリジナリティを出す
コーヒーの移動販売を成功させるためには、オリジナリティが求められます。
コーヒーは、コンビニや有名チェーン店でも買える商品だからです。
付加価値を付けなければ、ライバルには勝てません。
オリジナリティを出す方法の一例として、提供するカップにオリジナルのロゴをプリントするやり方が挙げられます。
SNS映えも期待できるでしょう。
以下の投稿のように、カップにお店のロゴを印刷したシールを貼るのもおすすめです。
この投稿をInstagramで見る
3.食べ物も一緒に販売する
コーヒーを移動販売する際には、食べ物も一緒に提供しましょう。
客単価が高くなり、売り上げが期待できるためです。
ぜひコーヒーに合う食べ物をチョイスしてみてください。
おすすめのメニューは、本記事中の「コーヒーの移動販売でおすすめのカフェメニュー3選」で紹介します。
コーヒーの移動販売でおすすめのカフェメニュー3選
コーヒーの移動販売では、客単価を上げるために食べ物も一緒に提供しましょう。
おすすめのメニューは、以下の3つです。
- ホットサンド
- ホットドッグ
- ワッフル
順番に解説します。
1.ホットサンド
ホットサンドは、パンに具材を挟み焼くだけで完成します。
調理が簡単で提供しやすいメニューです。
また、具材を変えればさまざまな時間帯に販売できます。
例えば、ランチタイムはツナやチーズ、ベーコンなどのおかず系のホットサンドを提供できます。
カフェタイムには、フルーツやチョコ、あんこなどを使用したデザート系メニューの販売が可能です。
2.ホットドッグ
ホットドッグもホットサンドと同様に、調理が簡単なことが特徴です。
パンとソーセージを焼き、キャベツなどの野菜を挟むだけで完成します。
ホットドッグは、子どもから大人まで幅広い層から好まれる商品です。
ソースやトッピングなどで、さまざまなメニューを展開できます。
3.ワッフル
ワッフルは甘めのスイーツで、コーヒーとの相性が良いです。
また、原材料が小麦粉なので、原価を安く抑えられます。
ワッフルに必要な設備は、主にワッフルメーカーと冷蔵庫です。
用意するものが少なく、販売しやすいメニューといえます。
コーヒーの移動販売におすすめのキッチンカー3選
コーヒーの移動販売事業を始めるには、キッチンカーが必要です。
しかし、どんな車種を選べばいいか分からない方が多いのではないでしょうか。
そこでこちらでは、コーヒーの移動販売におすすめのキッチンカーを紹介します。
主に以下3車種です。
- スズキ キャリイ
- 日産 キャラバン
- フォルクスワーゲン タイプⅡ
各車の特徴やおすすめの理由を解説します。
1.スズキ キャリイ
出典:カーセンサー
スズキ キャリイは、軽トラックに分類されます。
コンパクトなので、出店スペースに駐車しやすいことが特徴です。
また、キャリイは中古車市場でもよく出回っている車種です。
2021年8月時点では、3,000台近くが中古で販売されています。
参考:カーセンサー「スズキ キャリイ(全国)の中古車」
2.日産 キャラバン
出典:カータウン
日産 キャラバンは、普通車バンに分類されます。
車内が広いため、2~3人の作業に適している車種です。
キャラバンは、元々キッチンカーとして利用されていた中古車が、出品されている場合があります。
移動販売車の製作費用を抑えたい方にもおすすめの車種です。
3.フォルクスワーゲン タイプⅡ
出典:グーネット
フォルクスワーゲン タイプⅡは、デザイン性が高いことが特徴です。
おしゃれな雰囲気が求められる、コーヒーやカフェの移動販売に向いています。
ただし、タイプⅡを始めとした海外輸入車のキッチンカーは、国産車と比較すると中古での出品数が少なめです。