「ワッフルは移動販売の商材に使える?」
「移動販売でワッフルを作るのは難しい?」
「どうやって売上を伸ばせばいいの?」
などと考えていませんか?
「ワッフルの移動販売に挑戦してみたい」と考えていても、経験がなければ何から準備すればいいか分からないですよね。
そこで本記事では、ワッフルの移動販売が気になっている方に向けて、以下の内容を解説していきます!
- 移動販売でワッフルがおすすめな理由
- 移動販売を始めるまでの流れ
- ワッフル作りで必要な機材
- オリジナリティあるワッフルを作る方法
本記事を最後まで読むことで、ライバルと差別化できるメニューのポイントまで分かります。ぜひ参考にしてみてください!
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ワッフルの移動販売をおすすめする3つの理由
ワッフルのおすすめポイントは次の3つです。
- 原料の価格が安く利益につながりやすい
- 作り方が簡単
- 作り置きに向いている
ワッフルの移動販売をすべきかまだ迷っている段階の方は、ぜひご確認ください。
1.原料の価格が安く利益につながりやすい
ワッフルは原料を安く購入できるため、利益率を上げやすいメニューです。
「ワッフル」というとこだわった材料を使いそうなイメージがありますが、メインで使うのはたこ焼きやお好み焼きと同じ小麦粉です。
例えば「少ない材料で作れる」「数口で食べられる簡易的なメニュー」として、おにぎりの材料費と比較してみましょう。
<ワッフル(小麦粉)>
- 1kgで290円程度
- 1gあたり0.3円
- ワッフル1つ(小麦粉25g使用)で約7.5円
<おにぎり(お米)>
- 1kgで300円程度
- 1合あたり45円
- おにぎり1つ(お米0.5合使用)で約23円
ワッフルなら牛乳、おにぎりなら具やのりも使いますが、メインとなる材料ではこのように原価の差があるのです。
原価率の低さは、移動販売を成功させる大きなポイントとなります。
2.作り方が簡単
ワッフルは、実は簡単に作れるお菓子です。
基本的には、材料を混ぜて生地を作り、ワッフルメーカーに挟んで焼き上がりを待つだけ。
複雑な格子柄の模様はプレートに挟むだけで完成する上、電気式のワッフルメーカーなら最適な火加減で自動で動いてくれます。
ワッフルのように簡単に作れるメニューは、移動販売で次のようなメリットが生まれます。
- 限られた車内スペースでも調理しやすい
- 多くの道具を必要としない
- スタッフの教育コストがかからない
- スピーディに提供できる
作り方がシンプルであるほど、移動販売を効率的にこなせるでしょう。
3.作り置きに向いている
ワッフルは、作り置きしやすいメニューです。
仕込み場所で1日分のワッフルを作りおきしても、生物のように状態が悪くなりません。
ホットに対応したショーケースを使えば、作りたてのようなホカホカしたワッフルをいつでも提供できるのです。
かき氷やアイスはその場で作らなければなりませんし、お米系のメニューではご飯がパサパサになってしまいます。
その点、ワッフルのように作り置きできるメニューなら、注文を受けてからお客様を待たせることなく提供でき、満足度アップに繋がります。
ワッフルの移動販売を始めるまでの手順8ステップ
ここからは、ワッフルの移動販売の始め方を詳しく紹介していきます。
- 営業地域を決める
- ワッフルの販売スタイルを決める
- メニューや調理方法を考える
- 保健所にメニューや許可について相談する
- 移動販売車(キッチンカー)を用意する
- 資格と許可を取得する
- 出店先を決める
- 備品を用意して開業する
以上の8ステップに沿って、開業の準備を進めていきましょう。
1.営業地域を決める
最初に、営業地域を決めます。
開業準備で生まれた疑問は地域の保健所に聞くことが1番の解決方法なので、営業地域をもとに問い合わせ先の目星をつけておくのです。
営業場所の候補である市町村をピックアップし、その地域を管轄する保健所を調べておきましょう。
- 地域に出店場所の候補となる施設やイベントはあるか?
- ワッフルを販売するライバルはいないか?
- どのような客層を呼び込めるか?
このような点を考慮し、営業地域を絞りましょう。
2.ワッフルの販売スタイルを決める
ワッフルをどのようなスタイルで売るのかでも、今後の準備内容が変わってきます。
主な販売スタイルは次の4つです。
- 車内で作ったワッフルを売る
- キッチンカーとは別の場所で仕込み、車内で仕上げる
- 仕込み場所で完成させたワッフルを売る
- 既製品のワッフルを仕入れて売る
どのような営業スタイルをゴールにするのか早い段階で決めると、ゴールから逆算した準備ができるようになります。
3.メニューや調理方法を考える
自分で作ったワッフルを売る場合、メニューや調理方法を決めなければなりません。
特に調理方法は、キッチンカー選びや許可取りにも営業する重要な内容です。
- キッチンカーでやらなければならない調理工程は?
- 車外の仕込み場所は必要?
- どのような道具を買えばいい?
- 原価を抑える工夫は?
- 素早く完成させられる流れは?
このような視点を交えて、メニューと調理工程を考えることが大切です。
4.保健所にメニューや許可について相談する
今考えているメニューや調理工程を、移動販売として実現できそうか、保健所に相談しましょう。
相談することなく移動販売車(キッチンカー)の調達に進んでは、開業に必要な許可の要件を満たせない可能性があるためです。
開業間近になって方向性を修正するのは難しいため、この段階で保健所への相談を挟んでおいてください。
予定しているメニューや調理方法を実現するために、移動販売車をどう整備すればいいのか保健所に確認すると、安心して次のステップへ進めます。
5.移動販売車(キッチンカー)を用意する
販売に使う移動販売車(キッチンカー)は、新車か中古車の完成品を購入したり、バンを自分でDIYで整えたりして用意します。
自分で車を整備する際は、保健所の許可要件を満たすことに重点を置きましょう。
「どのような移動販売車が良いか分からない」という方は、初心者向けのレンタルサービスがおすすめです。
例えば「ためしてキッチンカー」では移動販売に使う車を貸し出すだけでなく、開業や仕入れに関するノウハウの提供も行なっています。
月額20万円で移動販売をスタートできるので、初期費用を抑えたい方にうってつけです。
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6.資格と許可を取得する
移動販売に必要な許可と資格を取得しましょう。
食品衛生責任者の資格と、飲食店営業の許可が必要です。
インターネットでは、一部で「お菓子の移動販売では菓子製造許可が必要」と説明されています。
しかし2021年の法改正により菓子製造業許可は廃止されたので、飲食店営業許可の取得で問題ありません。
既製品のワッフルを仕入れて販売する営業スタイルでは、保健所に販売業としての届出をします。
また、ワッフルを社内で調理するわけでなくても、食品衛生責任者の資格は必須です。
7.出店先を決める
営業したい施設に問い合わせをするなどして、出店先を確定させましょう。
許可番号を伝えなければ出店を認められないケースがあるため、出店の交渉は許可と資格をきちんと取得してから着手するのがスムーズです。
- 商業施設の駐車場
- 公園
- オフィス街
- お祭りやフェスなどのイベント
このような場所が、出店先の候補です。
ただし、道路や駐車場などで勝手に出店してはいけません。
施設の敷地内では管理事務所へ確認したり、道路では警察からの許可を取ったりしてから出店してください。
8.備品を用意して開業する
出店場所探しと並行して、備品の準備も行います。
業務用の通販やホームセンターなどで、以下のような備品を準備しましょう。
- 調理器具(ボールやお玉など)
- ワッフルを渡すための包装
- コインケースや計算機
- ゴミ袋などの消耗品
使うものをピックアップしてから買い物すると、抜けなくスムーズに備品を揃えられます。
ワッフルの移動販売で必要な機材3選
ワッフルの移動販売をするには、次の機材を揃えておくと安心です。
- ワッフルメーカー
- ショーケース
- 発酵機
各機材のポイントを紹介していきます。
1.ワッフルメーカー
ワッフルメーカーがないと、ワッフルの特徴的な格子柄の模様は再現できません。
ワッフルの模様の型に生地を流し、プレートで上下からサンドイッチして焼く仕組みです。
電気式と直火式の、2種類のワッフルメーカーがあります。
家庭用のものなら、どちらもニトリやホームセンターで安く購入できるので、まずは使い勝手をためしてみるのがおすすめです。
1.電気式ワッフルメーカーのポイント
温度調節をすることなく、スイッチを入れて規定の時間まで待てばワッフルが完成します。
タイマー機能がついているものなら、生地を焦がしてしまう心配がなく便利です。
ただし自分で温度を変えられないので「カリッと焼きたい」「もっとフワッと仕上げたい」といったカスタマイズができません。
移動販売車(キッチンカー)の中で使う他の電気製品とのワット数のバランスを考えなければ、高出力なワッフルメーカーではブレーカーが落ちてしまうので注意しましょう。
2.直火式ワッフルメーカーのポイント
ガスコンロから出る火で本体を温め、火を通す仕組みです。
火加減や時間の調節で、ワッフルの仕上がりをカスタマイズできることがメリットです。
「このトッピングにはフワッと焼いたワッフルがピッタリ」など、メニュー開発の幅が広がるでしょう。
デメリットは、毎回同じクオリティで作れるようになるまで、練習が必要だということです。
火加減や加熱時間の自由が効く分、仕上がりに差が生まれます。
2.ショーケース
ショーケースは、作ったワッフルを出来立てのような状態で保管するのに必要です。
温度維持機能がついたショーケースなら、ワッフルの美味しさと温かさを保てます。
通りがかったお客様の目に入るようにショーケースを設置すれば、宣伝にも効果的です。
コンビニのレジ近くに置いてある、ホットスナック用の展示ケースをイメージすると分かりやすいでしょう。
3.発酵機
ワッフルの中でも代表的な「ベルギーワッフル」を商材にする際は、発酵機を用意しましょう。
ベルギーワッフルはイースト菌を入れて生地を膨らませる発酵の工程があり、温度管理が肝となるためです。
発酵がうまくいかないと焼き上がりのクオリティが不十分になってしまいます。
発酵機を使い、温度管理の手間を減らしたり、毎回一定の仕上がりをキープしたりすると便利です。
なお「ベルギーワッフル」に次いで主要な「アメリカンワッフル」では、イースト菌の発酵ではなくベーキングパウダーで生地を膨らませるため、発酵機は必要ありません。
【移動販売でも再現できる】ワッフル作りでオリジナリティを出す3つの方法
移動販売で成功するには、ライバルとはひと味違ったワッフルで差別化することが大切です。
ここからは、ワッフル作りでオリジナリティを出すポイントをお伝えします。
- 生地にひと手間加える
- おかず系ワッフルを開発する
- 外国風の変わり種ワッフルを参考にする
ぜひメニュー開発の参考にしてみてください。
1.生地にひと手間加える
ワッフルの生地は、材料や風味を変えて工夫できます。
- 小麦粉を全粒粉に変える
- 米粉を使ってもちもちとしたワッフルにする
- 生地に粉末を練り込んで「ココア風味」「カレー風味」などを作る
- 大粒の砂糖を入れて「リエージュワッフル」を作る
スーパーやコンビニにはない進化系ワッフルを開発すれば、個性的な商品でアピールできるでしょう。
2.おかず系ワッフルを開発する
おやつとしてのイメージが強いワッフルですが、おかず系メニューでランチ客を狙えるようになります。
おやつが買われにくい昼時でも、お客様が途切れなくなる効果を期待できます。
例えば、ワッフルで具材を挟むサンドイッチ風メニューなどです。
外国ではベーコンをトッピングしたおかず系ワッフルがよくありますが、日本では見かける機会がなかなかありません。
そのためおかず系ワッフルを取り入れれば、他と被らないメニューで路線を固められます。
3.外国風の変わり種ワッフルを参考にする
日本でよく見かけるのは、ベルギーからインスピレーションを受けた「ベルギーワッフル」です。
ベルギーワッフル以外にも、特徴が異なる海外系ワッフルがたくさんあるので、ぜひメニュー作りの参考にしてみましょう。
ベルギーワッフル以外に有名なのは、次のようなものです。
- オランダワッフル:薄いクッキーのようなワッフルで、クリームシロップをサンドイッチ
- 香港ワッフル:たこ焼きのような丸いワッフル同士が繋がり、シート状になっている
香港ワッフルは「バブルワッフル」として日本に上陸し、若い世代を中心に注目が集まっているお菓子でもあります。
<オランダワッフル>
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<香港ワッフル・バブルワッフル>
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外国のワッフルを作ると、キッチンカーの外装やパッケージをその国にちなんだデザインにするなど、コンセプト設計の幅が広がります。