「札幌で移動販売できる場所はどこ?」
「札幌ではどんなメニューが人気なの?」
「営業許可はどこで取ればいい?」
札幌市は近隣の市町村より人口が多く、大規模のイベントが多数開催されるため、移動販売をするなら札幌から始めたいと思う方も多いのではないでしょうか。
また、北海道は移住先としても人気があるので「札幌で移動販売をしながら暮らしたい」とと考える方もいるかもしれません。
一方で売れる出店場所や必要な資格などがわからないと、売上が伸ばせるのか不安ですよね。
そこで本記事では、札幌の移動販売について、以下の点を紹介します。
- 札幌で移動販売できる出店場所
- 札幌のイベント
- 売れる人気メニュー
- 必要な資格・許可
- 札幌で人気のキッチンカー
この記事を読むと、札幌で移動販売するための出店場所やメニューなどがわかります。北の大地の生活を楽しみながらキッチンカーで稼げるように、ぜひ参考にしてください。
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札幌市で移動販売(キッチンカー)の出店をできる7つの場所
札幌市で移動販売ができる出店場所を、7つ紹介します。
- 大通公園
- 札幌市北3条広場アカプラ
- 札幌駅南口駅前広場
- サッポロファクトリー
- 札幌ドーム
- 円山公園
- 屋台ビレッジ札幌
それぞれ見ていきましょう。
1. 大通公園
「大通公園」は札幌の中心部にある緑地帯で、1丁目~12丁目まで約1.5kmの長さがある広大な公園です。
芝生や花壇、噴水があり、普段は札幌市民の憩いの場となっていますが、大きなイベントも多数開催されています。
たとえば雪まつりやビアガーデンなど、札幌を代表する催し物はほとんどが大通公園を会場としています。
年に何度もグルメフェスが開催されるので、イベント出店をするなら外せない場所となるでしょう。
2. 札幌市北3条広場アカプラ
「札幌市北3条広場アカプラ」は、北海道庁と札幌駅前通の間に位置する広場です。
大通公園ほど大きな規模ではないものの、さっぽろユキテラス等、多数のイベントが行われています。
札幌駅に近いため、観光客の他、ビジネスマンの人通りも多い場所です。
3. 札幌駅南口駅前広場
「札幌駅南口駅前広場」は札幌駅前にある広場です。さっぽろビアガーデンのような大規模イベントの際に、大通公園以外のサブ会場として利用されることが多いです。
その他、サマーフェスタやジンギスカンフェスティバルなど、単独の小規模イベントも頻繁に開催されます。
南口は開発事業が着々と進んでいるため、良い出店場所として今後も注目です。
4. サッポロファクトリー
「サッポロファクトリー」は札幌を代表する複合商業施設の1つです。広い敷地を活かして様々なグルメイベントが行われています。
また、大通公園で行われる札幌市主催のビアガーデンとは別に、サッポロファクトリーでも独自にビアガーデンを開催しているのが特徴です。
イベント期間が長く、5月から9月頃まで開催されています。
5. 札幌ドーム
「札幌ドーム」はプロ野球チームやサッカーチームの本拠地となっている、ドーム型のスタジアムです。
試合会場として使われる他、スポーツ以外のイベントに利用されることも多いです。
過去には、食とハンドメイドのイベント「北海道メイカーズ」や、北海道日本ハムファイターズ主催のグルメイベントなどが開催されています。
参考:北の工房フェスティバル|北海道メイカーズ
参考:北海道日本ハムファイターズ|大好評のキッチンカーグルメが再び!
6. 屋台ビレッジ札幌
「屋台ビレッジ札幌」は、円山地区のカフェの駐車場内にある出店場所です。大型駐車場のため、複数のキッチンカーが出店できます。
屋台ビレッジ札幌の特徴は、ドライブスルー形式であることです。お客様は自分の車に乗ったままでメニューを決め、注文します。
商品が用意できたら、スタッフが車まで届けるスタイルです。
イベント出店だけでなく、通常時に出店したい方におすすめの場所です
7. 平岸ハイヤー
平岸ハイヤーは札幌市のハイヤー会社です。地域のコミュニティを形成するため、会社の敷地内で定期的に「平岸マルシェ」を開催しています。
毎月2回の開催を予定しており、出店ブース数は最大30店舗ほどあります。雑貨や野菜などの販売の他、キッチンカーでの飲食店営業も可能です。
スープカレーや豚丼、クレープなど、様々なメニューの移動販売が行われています。
参考:平岸マルシェ
移動販売(キッチンカー)で出店できる札幌市の5つのイベント
移動販売で出店できる札幌市のイベントを、5つ紹介します。
- さっぽろ雪まつり
- ミュンヘン・クリスマス市&さっぽろホワイトイルミネーション
- さっぽろ大通ビアガーデン
- さっぽろオータムフェスト
- さっぽろライラックまつり
1つずつ見ていきましょう。
1. さっぽろ雪まつり
イベント名 | さっぽろ雪まつり |
---|---|
開催場所 | ・大通会場:札幌市中央区大通西1~12丁目 ・すすきの会場:札幌市中央区南4条~南7条西4丁目 ・つどーむ会場:札幌市東区栄町885-1 |
会場 | ・大通公園1~12丁目 ・すすきの(駅前通り) ・つどーむ |
開催期間 | 毎年1月31日頃~2月11日頃 |
主催 | さっぽろ雪まつり実行委員会 |
公式HP | https://www.snowfes.com/ |
「さっぽろ雪まつり」は、札幌の風物詩とも言える一大イベントです。2021年はオンライン開催でしたが、通常時は全国から人が集まり、来場者数は約270万人にもなります。
メイン会場の大通公園では1丁目から12丁目まで約1.5kmに渡り雪像が設置され、キッチンカーも連なります。氷点下で行われる野外イベントのため、暖かい飲食物が人気です。
2. ミュンヘン・クリスマス市
イベント名 | ミュンヘン・クリスマス市 |
---|---|
開催場所 | 札幌市中央区大通西2丁目 |
会場 | 大通公園2丁目 |
開催期間 | 毎年11月22日~12月25日 |
主催 | さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会 |
公式HP | https://white-illumination.jp/ |
「ミュンヘン・クリスマス市」は、ドイツのミュンヘン市との姉妹都市提携を記念して、毎年クリスマスシーズンに行われるイベントです。
会場ではクリスマス雑貨の販売の他、ドイツビールやソーセージなどのフードメニューが人気です。
また、会場隣の大通公園1丁目(さっぽろテレビ塔1階)ではキッチンカーフェスティバルが同時開催されることもあり、年末のグルメイベントとして定着しています。
さらに大通3丁目以降ではさっぽろホワイトイルミネーションも開催され、多くの人が訪れます。
3. さっぽろ大通ビアガーデン
イベント名 | さっぽろ大通ビアガーデン |
---|---|
開催場所 | 札幌市中央区大通西2~11丁目 |
会場 | 大通公園2~11丁目 |
開催期間 | 毎年7月下旬~8月中旬頃 |
主催 | さっぽろ夏まつり実行委員会 (一般社団法人札幌観光協会内) |
公式HP | https://sapporo-natsu.com/beer-garden/ |
「さっぽろ大通ビアガーデン」は、大通公園2~11丁目まで約1km以上に渡って開催されるビアガーデンです。
来場者数は100万人超え、期間中のビール消費量は40万リットル超えという巨大イベントで、各メディアにも取り上げられています。
会場では大通公園の各丁目で、キリンビール、サッポロビールなどのテーマが分かれているのが特徴です。
中にはドイツビール、世界のビールをメインとした会場もあり、場所を移動しながら楽しむ来場者も多くいます。また、ビールだけでなく、おつまみも売れやすいイベントです。
参考:日本経済新聞|札幌大通のビアガーデン、前年比1割増 猛暑でにぎわう
4. さっぽろオータムフェスト
イベント名 | さっぽろオータムフェスト |
---|---|
開催場所 | 札幌市中央区大通西1~11丁目 |
会場 | 大通公園1~11丁目 |
開催期間 | 毎年9月初旬~下旬 |
主催 | さっぽろオータムフェスト実行委員会 (一般社団法人札幌観光協会内) |
公式HP | https://www.sapporo-autumnfest.jp/ |
「さっぽろオータムフェスト」は毎年秋に開催されるグルメイベントで、北海道中の市町村から飲食店が出店します。
地元の食材を利用した焼きホタテや魚のいろり焼き、ジンギスカンなど、様々なメニューが扱われ、大人気のイベントです。
5. さっぽろライラックまつり
イベント名 | さっぽろライラックまつり |
---|---|
開催場所 | 札幌市中央区大通西5~7丁目 |
会場 | 大通公園5~7丁目 |
開催期間 | 毎年5月中旬~5月下旬 |
主催 | さっぽろライラックまつり実行委員会 (一般社団法人札幌観光協会内) |
公式HP | https://lilac.sapporo-fes.com/ |
「さっぽろライラックまつり」は2021年で第63回となったイベントで、音楽祭などの開催の他、キッチンカーの出店もあります。
一般的なフードメニューだけでなく、ワインに特化した会場もあるのが特徴です。北海道で有名な小樽ワイン、十勝ワインの他、世界のワインの飲み比べも提供しています。
大通公園で咲くライラックを見ながら、初夏を満喫する人が多いイベントです。
札幌市の移動販売(キッチンカー)で人気の5つのメニュー
こちらでは札幌市の移動販売で人気のメニューを、厳選して5つ紹介します。
- カレー
- ラーメン
- フライドポテト
- ソフトクリーム
- ビール
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1. カレー
カレーライスはランチ営業でも人気の定番メニューです。
仕込みには時間がかかりますが、車内では温めるだけで提供でき、回転率が早いのが特徴だといえます。
また、札幌市はスープカレー発祥の地でもあり、市内には専門店も複数あるほど人気のメニューです。
キッチンカーではカレーのアレンジメニューも多く取り扱われています。
2. ラーメン
ラーメンは主食として普遍的な人気のある商材です。
また「札幌ラーメン」と言う言葉もあるほど、札幌市はラーメンの激戦区でもあり、ファンが多い食べ物です。
秋に行われるオータムフェストや真冬のさっぽろ雪まつりなど、寒い時期の野外イベントでは特にラーメンの需要があります。
3. フライドポテト
フライドポテトは立ったまま手軽に食べられる上に、多人数でシェアしやすいため、イベントで特に人気の高いメニューです。
北海道産のじゃがいもを使ったポテトなど、地元の強みを活かせるのもポイントです。
4. ソフトクリーム
ソフトクリームは年齢や性別を問わず売れる傾向があります。
また、北海道は酪農がさかんなため、北海道産の牛乳を使ったソフトクリームは味が濃いのが特徴。イベントでも大人気のメニューです。
5. ビール
ビールはフードメニューやおつまみとあわせて販売しやすいのが特徴です。客単価アップも狙えるでしょう。
特にクラフトビールは特別感があり、販売価格を高めに設定しても売れる傾向があります。
また、札幌では大規模なビアガーデンも開催されるほど、ビールは人気です。
イベントでは必須とも言えるメニューで、真冬に開催されるミュンヘン・クリスマス市などでは、ホットビールも売られています。
札幌市で移動販売(キッチンカー)をするために必要な資格や許可
札幌市で移動販売を始めるためには、以下の資格や許可が必要です。
- 食品衛生責任者の資格
- 保健所の営業許可
1つずつ説明していきます。
食品衛生責任者の資格
食品衛生責任者とは、移動販売に限らず飲食店を開業するなら欠かせない資格です。キッチンカーの調理営業においても、もちろん必要です。
難しそうに感じるかもしれませんが、1日講習を受けるだけで資格は取得できます。講習は各都道府県で開催されており、札幌市では対面式の他、オンラインでの受講も可能です。受講料はどちらの場合も1万円です。
保健所の営業許可
キッチンカーの中で調理をするなら、保健所の飲食店営業の許可を取らなければなりません。
カレーをお皿に盛る作業やビールをコップに注ぐだけでも、調理や盛り付けとみなされるため許可が必要です。
また、営業許可は出店エリアを管轄する保健所へ申請するもので、自治体によっては同じ都道府県内でも市ごとに許可を取る必要があります。
北海道も以前は札幌・旭川など個別に許可が必要でした。
ところが2021年6月の食品衛生法改正以降は、北海道の許可を取れば北海道全域で営業可能となっています。
なお、車内では本格的な調理は行えず、簡単な加熱と盛り付けのみが許可されます。
そのため、肉や野菜を切る作業は、別途許可を取った仕込み場所で行いましょう。
営業許可の取り方については「【最新版】移動販売(キッチンカー)の営業許可の取り方まとめ。2021年6月の食品衛生法改正もわかりやすく解説!」で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
札幌市の移動販売(キッチンカー)の3つの事例を紹介
この章では、札幌市で人気の移動販売車の事例を、3つ紹介します。
- らっきょ
- 奥芝商店
- ASOMBROSO
それぞれ見ていきましょう。
1. らっきょ
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「らっきょ」は、札幌市西区に固定店舗を構えているスープカレー専門店です。移動販売ではスープカレー麺や、チャイなどを提供しています。
札幌ではファンが多い人気店として知られています。
2. 奥芝商店
「奥芝商店」は札幌市で創業したスープカレー専門店です。北海道から東京まで13店舗を展開し、大人気のお店となっています。
キッチンカーではカレーパンを提供し「カレーパングランプリ」で2年連続金賞を受賞しています。
3. ASOMBROSO
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「ASOMBROSO」はフライドポテトをメインに扱っているお店です。
北海道産のじゃがいもを使用し、紫玉ねぎをトッピングするなど、味・見た目ともにこだわっているのが特徴です。
各種イベントの他、量販店やスキー場など様々な場所へ出店しています。
以上3店舗が、札幌で活躍しているキッチンカーです。人気のお店を参考にして、ぜひ札幌で移動販売を始めてみてください。