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失敗しない飲食店の内装デザインを解説!成功する店が知っている内装のコツは?

失敗しない飲食店の内装デザインを解説!成功する店が知っている内装のコツは?

飲食店の競争が激化する現代において、内装デザインはかなり重要な要素となっています。

今回の記事では内装デザインが重要な理由から、具体的な設計方法、さらには業者の選び方まで、飲食店の内装に関わること全般を解説していきます!

飲食店で内装デザインが大切な理由

どうして飲食店において内装が重要となるのでしょうか。

それは内装が他の競合との差別化のポイントとなり、集客や売上に直結するためです

飲食店が群雄割拠する現代において、味のみで競合と差別化を図るのが難しくなっています。

そのため顧客にとって飲食店を選ぶ判断基準の1つである内装に力を入れることで差別化を図る必要があります。

さらにSNSが発達した現代では、差別化された内装にすることでSNS上で拡散され、認知を広げることができます。

集客や売上を上げるのに内装は重要となってくるのです。

失敗しない飲食店の内装デザイン

飲食店の内装デザインを決めていくにあたり、次のような点を意識する必要があります。

  • コンセプトを明確にする
  • 顧客と従業員の導線を考えて設計する
  • 照明で雰囲気を演出する
  • 内装の配色は居心地に直結する

以下でそれぞれ具体的に解説していきます。

コンセプトを明確にする

飲食店の内装を決めるにあたって、まずは店舗のコンセプトを明確にすることが重要です。

じっくりと時間をかけてコンセプトを練り上げることで、どのような場所で、何を提供する店舗であり、どのようなお客様に利用してもらいたいかを明確にしましょう。

この際、具体的なイメージを細かく書き出すことが大切です。

たとえば、「都心部で昼休憩中のOLにランチを提供するレストラン」などです。

このように具体的にコンセプトを定めていき、そのコンセプトに合った内装にしていくのが重要です。

顧客と従業員の動線を考えて設計する

飲食店の内装を設計する上で顧客と従業員の動線を考えることも重要となってきます。

内装のデザインが良くても、動線が悪ければ混雑時にスムーズな営業ができず、顧客満足度を低下させてしまう恐れがあるためです。

まずレジの位置を最初に決めるとほかの動線を考えやすくなります。

レジは入り口近く、客席から離れたところに設置すると、動きやすく、顧客が快適に過ごせます。

入口付近や、従業員がレジに入る動線も、狭すぎず人の出入りがスムーズにできるように意識しましょう。

厨房付近に関しては

  • 厨房内で料理を作るスタッフ
  • 料理を提供するスタッフ
  • 下げられた食器を洗うスタッフ

といった、異なる動きをするスタッフの動きが被らないようできるだけ独立した動線を引くのがいいでしょう

照明で雰囲気を演出する

店舗の照明は、飲食店の雰囲気や売上に大きく影響します。

そのため明るさや色、配置など、様々な要素を考慮して設計する必要があります。

例えば、高級感を出したいお店やビンテージ感のあるお店では、天井に近い部分を明るくし、下にいくにつれて暗くするグラデーションが効果的です。

一方、回転率を重視するラーメン屋やファミレスなどでは、店舗全体の照明を基準値より明るくすることで、長時間滞在を防げるようにしましょう。

また、照明の色も重要です。

オレンジ色に近い照明は、暖かさや温もりを感じさせ、顧客に長時間滞在してもらいたい飲食店に適しています。

一方、青色に近い照明は、集中力を高める効果があり、顧客の脳を疲れさせてしまうため、長時間滞在には向いていません。

また、自然光に近い色は、料理を美味しく見せることができます。

照明によって顧客の行動に差が出るため、照明は内装を決める上でかなり重要な要素となっています

店舗に合った照明の色を選ぶことで、リピーターの増加や売上アップにつなげられるようにしましょう。

内装の配色は居心地に直結する

飲食店においては、照明と同様に内装の配色も重要となってきます。

内装の配色によってお客様の居心地の良さがかなり変わってくるたです。

たくさんの色を使ってしまうとお客様の視界を混乱させ、脳を疲れさせてしまい、最終的に居心地の悪い店と認識させてしまいます。

お客様の視界を混乱させないためにもベースの1色を決めて、多くても3色以内で配色するようにしましょう。

その際にアクセントとなる色を入れておくと、お店の個性を出しつつまとまった配色にすることができます。

また、色には特定のイメージを連想させる働きがあるため、コンセプトと相性の良い色を選んで、飲食店の内装に取り入れるのも良い施策です。

飲食店の内装デザイン3選

多くの飲食店でそのお店のコンセプトに合わせた内装デザインが取り入れられています。

この章では以下3つの飲食店の内装デザインを紹介していきます!

  1. AMERICAN HOUSE STEAK&TACOS
  2. ハカタ#092
  3. nana’s green tea

1.AMERICAN HOUSE STEAK&TACOS

出典:DIYer(s)|リノベと暮らしとDIY。

南町田グランベリーパーク駅から徒歩10分弱の距離にあるのが「AMERICAN HOUSE STEAK&TACOS」です。

AMERICAN HOUSE STEAK&TACOSでは、幅広い年齢層に愛される、オシャレで親しみやすいデザインを採用し、ファミリーやグループ、カップルに対応可能なテーブルの配置が取り入れられています。

さらに多彩なシーンに対応するために、大人数向けのテーブルや2人用のソファ席など、様々なタイプのものが用意されています。

また、時間帯に合わせて雰囲気が変わるように、自動調光システムを採用した照明を使用し、良質な空間を提供し続けています。

2.ハカタ#092

出典:DIYer(s)|リノベと暮らしとDIY。

JR博多駅から徒歩約5分の距離にあるのが「ハカタ#092」です。

「ハカタ#092」では立ち飲み居酒屋の醍醐味である手書きメニューを目立たせるよう、メニューをかいた提灯が天井いっぱいに貼られています。

壁には一升瓶を陳列する棚を設けることで、お酒を楽しみつつ銘柄を眺められる設計になっています。

内装デザインを工夫することで、気軽に行ける立ち飲み屋でありながら、本格的なお酒とつまみを楽しめる環境を作り出しています

3.nana’s green tea

出典:DIYer(s)|リノベと暮らしとDIY。

関東を中心に展開されているのが「nana’s green tea」です。

「現代の茶室」をコンセプトに、若い女性をターゲットとした内装デザインが行われました。

照明やインテリアなどにはオリジナルの文様「茶鶴」が描かれ、現代風ながらも和のテイストを感じられる空間に仕上がっています。

また、テーブルに呼応するホリゾントにはミラーが設置され、テーブルが料理とともに写し出されるユニークな仕掛けがなされています。

内装業者選びで失敗しないためのコツ

世の中には多くの内装業者があり、どの業者の発注すれば良いかわからない経営者の方も多いと思います。

施工業者の実績は最低限チェックし、デザインから内装工事までできるのかなども事前に調べておくと失敗の可能性を減らすことができるでしょう。

この章では、お店にあった適切な内装業者を選ぶためのコツを紹介していきます。

施工実績を調べる

内装業者を選定する際には、業者ごとに得意な分野が違っています。

公式webサイトで内装施工実績を確認したり、口コミを確認したりして、希望する内装実績のある業者を選定していきましょう

希望する内装に近い実績を持つ業者を選定したら、実際に問い合わせて相談をしてみましょう。

デザインから内装工事まで請け負う業者を選ぶ

業者選びの際は、デザインから施工を一貫して請け負っている業者を選びましょう。

施工のみ・デザインのみの業者だと、業者ができない作業を別業者に引継ぎする必要があり、2つの業者に料金を支払ったり、工期も費用もかさんでしまいます。

デザインから施工までを一貫してできる業者なら、打ち合わせや手続きをスムーズにすることができ、費用や工期も1つの業者にかかる分で済むため、さまざまな面で無駄がありません。

内装業者を選ぶときは、まずデザインから施工までを一貫体制で行っているかどうかに注目することが大切です。

飲食店の内装とデザインの費用相場

内装業者の選び方のコツは前章で述べた通りです。

前章に加え、内装業者に発注する際には、ある程度の費用相場や注意点を把握しておくことが重要です。

この章では飲食店の内装の費用相場、見積もりをもらう際の注意点について解説します。

坪単価で15万~30万円

飲食店の内装デザイン工事の費用は、規模、業種、物件によって変動しますが、一般的にスケルトン物件は坪単価30万〜50万円、居抜き物件や店舗改装の場合は坪単価15万〜30万円と言われています

ただしこれらの金額はあくまで目安であり、使用する素材や厨房機器の種類や個数によっても、内装費用は大きく変動します。

必ず相見積もりを取る

内装工事を行う場合、通常は複数の内装会社に見積もりを依頼する「相見積もり」をします。

数社から見積もりを受け取ることで相場がわかったり、より良い条件を知ることができます。

ただし、相見積もりを取る際にいくつか注意するべき点があります。

一つ目は、同じ条件で見積もりを作ってもらえるよう、要望書をまとめておくことです。

要望書にはおおよその予算や優先事項、開店事項を必ず盛り込んでおきましょう。

二つ目は見積もりの項目内容を把握しておくことです。

見積もりの項目を揃えてもらうことが望ましいのですが、会社によって項目の立て方が違う場合があります。

比較検討できるように、「この項目にはどの工事内容が含まれるのか」ということをきちんと把握するようにしましょう。

三つ目は費用の安さだけにこだわらないことです。

費用を安くすることは望ましいのですが、なかには費用が安い代わりに質の低い業務をする会社があります。

価格だけでなく、コミュニケーションが取れるかどうか、丁寧に対応してもらえるかなどの点も重視しましょう。

ターゲット層に響く内装デザインを実現させよう

今回は、飲食店における内装の重要さから、どのように内装を設計すれば良いか、内装の具体例、業者の選び方・やりとりなどについて解説してきました。

冒頭でも言った通り、内装は飲食店を経営する上で重要な差別化ポイントになっています。

しっかりと設計を行い、確実にターゲット層に響く内装を取り入れることで、売り上げをアップさせていきましょう!

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