「SNSで集客したいけど成果が出ない…」
「SNSを上手く活用するコツは?」
「どのSNSを使えばいいの?」
昨今では、SNSは飲食店の集客に欠かせないツールとなっています。しかし、すぐには成果が出ず、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、飲食店のSNS運用について、以下の点を紹介します。
- 飲食店のSNS活用のメリット・デメリット
- おすすめのSNSの種類と特徴
- SNSを活用するコツ
- 注意点
- SNS運用の成功事例
この記事を読むと、SNSで売上アップや集客をするコツがわかります。ぜひ参考にしてください。
- 半年間の契約で月額20万円
- 開業に失敗しないためのサポート
- 最短納期なら1ヶ月半後にスタート
本記事のリンクには広告を含んでいます。
飲食店がSNSを活用するべき4つの理由やメリット
飲食店がSNSを活用するべき理由は、4つあります。
- 飲食店とSNSの相性が良い
- 今すぐ無料で始められる
- 拡散性がある
- お客様とつながりを持てる
1つずつ説明していきます。
1. 飲食店とSNSの相性が良い
色とりどりで美味しそうな料理は写真映えするため、画像をアップロードできるSNSとは特に相性が良いです。日常のちょっとした贅沢を投稿するユーザーも多く、外食をした際にはSNSにその様子がアップされます。
また、初めてのお店へ行く前には、Instagramで写真や口コミをチェックするのが定番です。ゆえに、飲食店には公式アカウントが必須と言えます。
2. 今すぐ無料で始められる
SNSはアカウントを作るだけで、無料で始められます。広告を出稿しなければ、費用はかかりません。
そのため、SNSで集客できれば、広告宣伝費を大幅に削減できることがメリットです。テレビ・雑誌等への広告出稿やポスティングをしなくても、売上を伸ばせる可能性があります。
3. 拡散性がある
SNSは拡散性が高いことが、他の宣伝方法とは異なる点です。
「リツイート」や「シェア」で拡散されたり「いいね」を押した投稿が他のユーザーに表示されたりする機能があります。
それにより、お客様のフォロワー・知人など、お店を知らない人にまで情報を届けられる点がメリットです。
4. お客様とつながりを持てる
一方的な宣伝とは違い、SNSではユーザーとコメントのやり取りをできることが特徴です。
お客様の声を拾える上に、関わりを持つことで親しみを感じてもらえる効果もあります。その結果、ファンやリピーターを増やしやすい点がメリットです。
飲食店がSNSを活用する2つのデメリット
飲食店がSNSを活用することには、デメリットも2つあります。
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 投稿を作る手間がかかる
それぞれ説明していきます。
1. 成果が出るまでに時間がかかる
SNSは始めてすぐに成果が出るわけではありません。
お店の投稿がユーザーの画面に表示されるには、そのユーザーにフォローされているか、他の誰かにいいねやリツイートをされる必要があるからです。
しかし、運用の開始直後はフォロワーがほとんどいなく、アカウントも認知されていません。そのため、表示自体がされにくいのです。
投稿にリアクションが付き、そこから集客や売上に結びつくまでは、30日~90日程度かかると言われています。
2. 投稿を作る手間がかかる
SNS運用は手間がかかることがデメリットです。1つ1つの投稿を丁寧に作り込むと、1時間以上かかることも珍しくはありません。
営業時間外も仕込みや後片付けで忙しい飲食店にとっては、その手間がネックとなります。
自分で投稿を作るのが難しい場合は、SNS運用を外部に委託するのも方法の1つです。
飲食店におすすめのSNS5選
SNSには様々な種類がある中で、飲食店に特におすすめなのは次の4つです。
- Instagram(インスタグラム)
- Twitter(ツイッター)
- Facebook(フェイスブック)
- LINE公式アカウント(旧:LINE@)
- TikTok(ティックトック)
以下で、それぞれの特徴をお伝えしていきます。どのように使い分ければ良いか、参考にしてみてください。
1. Instagram(インスタグラム)
Instagramは、店舗や料理の魅力を写真で伝えられるため、飲食店には最もおすすめと言えます。
1つの投稿で10枚まで画像を載せられたり、短い動画も投稿できたりと、視覚に訴えかけられるのが特徴です。
画像がメインではありますが、長めの本文も投稿できます。そのため、メニューの解説も詳しく載せられるのが良いところです。
また、ハッシュタグを30個まで付けられることも、Instagramならではです。
2. Twitter(ツイッター)
Twitterはリツイートによる拡散性が高い点が、大きな特徴です。「周りの人に教えたい」と思った投稿はリツイートされる傾向があり、多くの人に見てもらえます。
また、他の人がいいねを押した投稿も、タイムラインに表示されます。
結果として、店舗と直接つながりのないユーザーにも情報が届きやすいのです。たまたま見かけた投稿から、ファンになるユーザーもいるかもしれません。
なお、投稿できる文字数は140字までなので、端的な文章でアピールするのに向いています。
3. Facebook(フェイスブック)
Facebookは、30代~40代がメインユーザーのSNSです。実名登録なので個人のつながりが重視されており、友達同士での拡散性が高くなっています。
そのため、飲食店の公式アカウントだけでなく、オーナーの個人アカウントでも投稿をすると、リアクションを得やすいです。
長文の投稿ができるので、伝えたいことをしっかりと書きましょう。
また、ユーザーが居住地を登録していることも多く、地域限定で広告を出稿できるのもFacebookならではと言えます。
4. LINE公式アカウント(旧:LINE@)
LINE公式アカウントは、店舗や企業として運用できるLINEのアカウントです。
他のSNSと違い、LINEは若者から60代以上まで多くの世代が利用していることが特徴です。
連絡手段として日常的に使われているため、開封率が高く、投稿内容を届けやすくなっています。
拡散性は無いですが、LINE公式アカウントを利用するメリットは充分にあるでしょう。
5.TikTok(ティックトック)
TikTokは、主に10~30代から人気を集めている、ショート動画がメインのSNSです。
世界でのダウンロード総数が30億を突破しており、非常に勢いのあるアプリだといえます。
他のSNSに比べても拡散力がずば抜けており、初心者でも多くの人に見てもらえるチャンスがあるのが特徴です。
さらにまだ参入している企業が少なく、いまから始めることで競合と大きく差を開けることが可能です。
YouTubeでもショート動画の機能ができるなど、短い映像の需要が高まっています。
そのような状態で、TikTokに力をいれることは非常に効果的です。
飲食店がSNSを活用する8つのコツ
ここからは、実際に飲食店がSNSを活用するときのコツをお伝えしていきます。ポイントは以下8つです。
- ターゲット層や目的に合わせたSNSを使う
- ファンを増やすための投稿をする
- 更新を継続する
- SNS限定の情報を発信する
- ハッシュタグを上手く使って検索に載せる
- SNSアカウントを告知する
- ユーザーと交流をする
- お客様に投稿してもらうための工夫をする
1つずつ見ていきましょう。
1. ターゲット層や目的に合わせたSNSを使う
1つ目のポイントは、ターゲットや目的に合わせてSNSを使い分けることです。たとえば、以下のような使い方が考えられます。
<ターゲットの年齢層による使い分け>
- 30代~40代:Facebook
- 10代~20代:Instagram
- 幅広い世代:LINE公式アカウント
<目的に合わせた使い分け>
- 写真や画像で訴求したい:Instagram
- キャッチコピーのような短文でPRしたい:Twitter
- 長文で伝えたい:Facebook
- 確実に情報を届けたい:LINE公式アカウント
- 短い動画で伝えたい:TikTok
お店のターゲットや運用方法に合わせて、どのSNSが向いているか選んでみてください。
2. ファンを増やすための投稿をする
SNSでは、ファンを増やすための投稿をすることが大切です。宣伝ばかりの投稿は、タイムラインに流れても見てもらえません。
具体的に、ファンを作る投稿内容としては、以下のものが挙げられます。
- 店舗やメニューのこだわり
- お店の裏側や活動内容
- スタッフの人柄が伝わる投稿
- お客様の役に立つ情報
ただメニューを載せるだけでなく、その料理に関する豆知識などを載せるのも良いでしょう。
お客様が関心を持つ内容であれば、頻繁に投稿をチェックしてもらえるようになります。
3. 更新を継続する
定期的に更新することも、SNS運用のポイントです。
更新頻度が低いと、ユーザーから「情報を追う必要がない」と判断されるため、フォローされにくくなってしまいます。
また、SNSは成果が出るまでに時間がかかります。
売上や集客につながらない期間も、更新をやめないことが大切です。
4. SNS限定の情報を発信する
投稿を見てもらうには、SNS限定の情報を発信する方法もあります。たとえば、限定クーポンや限定メニューなどが一例です。
SNSでしか得られない情報がない場合、頻繁に投稿をチェックする必要がないため、フォローされません。
ですので、まずはSNSを見てもらう必要性を作るために、限定の情報を発信しましょう。
5. ハッシュタグを上手く使って検索に載せる
SNSには、ハッシュタグで検索する機能があります。たとえば「どこで食事をするか決めていない時に、ハッシュタグでお店を探す」といった使い方です。
そのため、ハッシュタグを上手く付けて、検索結果に表示させましょう。
以下は、飲食店におすすめのハッシュタグの内容です。
- ジャンル(#イタリアン・#カフェ など)
- 場所・地域名
- 用途(#ランチ・#デートなど)
- メニュー名
- 使っている食材
実際に検索してみて、競合店が使っているハッシュタグを研究するのも良い方法です。
6. SNSアカウントを告知する
SNSで成果を出すには、アカウントの告知が欠かせません。アカウントが認知されていなければ、見られることもなく、集客に結びつかないからです。
告知方法としては、店内にSNSアカウントのPOPを置いたり、メニュー表に載せておいたりするお店が多いです。
また、その場でフォローを促す工夫もしてみましょう。「フォローすると◯◯円引」という特典をつけるのもおすすめです。
フォローされると今後も情報を届けられるため、リピーターになってもらえる可能性が上がります。
7. ユーザーと交流をする
一方的な配信ではなく、ユーザーと交流するのがSNSの上手な活用法です。
メリットでもお伝えした通り、以下のようなやり取りすることで、ファンやリピーターを獲得しやすくなります。ぜひ試してみてください。
- 自店舗に関する投稿にいいねやコメントをする
- 来店されたお客様の投稿にお礼を返信する
- 写真付きや感想の投稿をリツイートする
8. お客様に投稿してもらうための工夫をする
SNSはお店側が発信するだけでなく、お客様にも投稿してもらえると、集客につながりやすくなります。来店者による投稿は、口コミの効果が高いからです。
そのため、お客様がSNSにアップしたくなるような工夫をすることが大切です。たとえば、以下のような方法があります。
- 写真撮影のスポットを店内に用意する
- 盛り付け方や器をおしゃれにする
- 投稿に対して特典をつける
写真映えを意識することは、飲食店では必須と言えます。
また「特定のハッシュタグで投稿すると1品提供」のような特典をつけるのも効果的です。参考にしてみてください。
飲食店がSNS運用をするときの注意点は炎上リスク
ここまでは運用のコツをお伝えしてきましたが、飲食店がSNSを使うときには炎上のリスも考えなければなりません。
炎上には、主に以下のような要因があります。
- 他店やお客様の批判を書く
- 社員やアルバイトが軽はずみな投稿をする
実際に店員が厨房や冷蔵庫で悪ふざけをする投稿が、ニュースに取り上げられていた時期もありました。このような炎上を避けるには、下記のような対策を行いましょう。
- 店舗アカウントであることを意識する
- 社員教育をしっかりする
飲食店の公式SNSだけでなく、店員の個人アカウントで投稿をしても、炎上する可能性はあります。そのため、オーナーが気をつけるだけでなく、スタッフを教育することも大事です。
お店で悪ふざけをしないことや、それを個人アカウントに投稿しないことを、しっかりと伝えましょう。採用時だけでなく定期的に研修を行うと、より安心です。
飲食店のSNS運用の成功事例5選
この章では、SNS運用で成功している飲食店の事例を、5つ紹介します。
- まがりDEバナナ【Instagram・Twitter】
- 銀座おのでら【Instagram】
- レストランミヨシ【Twitter】
- 京都祇園 天ぷら八坂圓堂【Facebook】
- 燕三条イタリアンBit 新潟店【Facebook】
それぞれ見ていきましょう。
1. まがりDEバナナ【Instagram・Twitter】
この投稿をInstagramで見る
「まがりDEバナナ」は、フランチャイズを展開しているバナナジュース専門店です。
「いいね&保存」で割引になる投稿や、バナナで作れるデザートのレシピなど役立つ情報もアップしています。
また、商品だけでなく、スタッフが映っている投稿が多いのも特徴です。
2. 銀座おのでら【Instagram】
この投稿をInstagramで見る
「銀座おのでら」は、ミシュランガイドで1つ星を獲得している鮨屋です。
Instagramではマグロを解体する姿や、テレビ出演した際の撮影現場など、裏側のわかる画像を多数投稿しています。
また、料理に使う野菜を農園で確認する投稿もあり、お店のストーリーを感じられます。
3. レストランミヨシ【Twitter】
本日のおすすめランチセットご案内🍴
バターライスをふわとろ🥚で包みカレーソースをかけた #オムカレー 🍛と熱々濃厚クリーミーな #クリームコロッケ のセットです😋
サラダ・みそ汁・コーヒー付税込900円
皆様のご来店お待ちしております🙇#平日限定#ミヨシ飯#今日から元気に営業中 pic.twitter.com/c2D9QqiUyH— レストランミヨシ (@gyoda_miyoshi) August 19, 2021
「レストランミヨシ」は、昭和25年創業の老舗洋食屋です。
お客様が載せた料理の写真や感想を、積極的にリツイートしています。来店者が次々と投稿するため、様々なメニューの口コミを読める状態です。
また、本日のおすすめランチやお店の予約状況なども、随時発信しています。
4. 京都祇園 天ぷら八坂圓堂【Facebook】
「京都祇園 天ぷら八坂圓堂」は、天ぷらと京料理のお店です。
Facebookページでは、提供メニューについて「どのような考えで仕立てているか」を、1品ずつ丁寧に説明しています。
また、店舗の内観を紹介している動画もあり、ユーザーに「行ってみたい」と思わせるようなページです。
5. 燕三条イタリアンBit 新潟店【Facebook】
「燕三条イタリアンBit 新潟店」は、オープンキッチンのイタリアンのお店です。
Facebookページでは料理の特徴の他、新メニューの試作の状況なども発信しています。また、臨場感あふれる調理中の動画にも注目です。
以上5店舗が、SNS運用で成功している飲食店です。事例を参考にしながら、売上アップにつながる発信をしていきましょう!