「飲食店の集客のためにイベントをしたい」
「どんなイベントを開催すれば集客できる?」
「イベントで集客するコツは?」
飲食店の集客方法として、イベントを考えている方は多いのではないでしょうか。
イベントの開催は、集客力売上アップに効果的です。
ただしやみくもに行えば良いというわけではなく、集客効果を得やすい方法や告知のコツがあります。
そこで本記事では、飲食店の集客イベントについて以下の点を紹介します。
- 飲食店の集客にイベントをおすすめする理由
- イベントの事例
- 開催までの手順
- 集客のコツ
- イベントの告知方法
この記事を読むと、費用対効果の高いイベントの開催方法がわかります。効率良く集客するために、ぜひ参考にしてください。
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飲食店の集客にイベントをおすすめする4つの理由
飲食店の集客にイベントをおすすめする理由は4つあります。
- 短期間に売上を伸ばせる
- 初めてのお客様が来店するきっかけになる
- マンネリ化を防いで再来店につなげられる
- 他店との差別化をしやすい
それぞれ説明していきます。
1. 短期間に売上を伸ばせる
通常営業ですぐに収益を上げることは難しいですが、イベント中であれば短期間に売上アップを目指せます。イベントは常時行っているものではないからこそ、いつもは来ないお客様の来店が増えるからです。
普段の売上を上げる施策を行いつつ、イベントによる短期の集客でさらなる収益アップを狙いましょう。
2. 初めてのお客様が来店するきっかけになる
イベントを行うと、新規顧客が来店するきっかけになります。
チラシやSNSなどでイベントの告知をすることにより、初めてお店を知る方も多いからです。
また「お店は知っていたけれど、行くきっかけがなかった」という客層を、企画のおもしろさで呼び込むこともできます。
3. マンネリ化を防いで再来店につなげられる
イベントならではの限定メニューや特別な企画を提供すると、お店のマンネリ化を防げます。
いつもと違う体験をすることを目的として、常連客が来店するきっかけにもなるのです。
また、既存顧客の満足度を上げることで、さらにリピーターを増やすことが可能です。
4. 他店との差別化をしやすい
そのお店ならではの企画を立てることで、差別化できる点もイベントの良さです。
たとえば食材にこだわった限定メニューの提供や、他店では取扱いの少ないクラフトビールの試飲会などが挙げられます。
イベントを行うことで通常営業よりもお客様の印象に残るため、ブランディングもしやすくなるでしょう。
飲食店で集客を見込めるイベントの6つの事例
飲食店で集客をできるイベントにはどのようなものがあるか、具体的な例を6つ紹介します。
- 季節や世間の行事に合わせたイベント
- 飲食店の記念日に合わせたイベント
- 期間や時間帯限定のイベント
- 特別メニューや食材限定のイベント
- コラボ企画によるイベント
- SNSを活用したイベント
1つずつ見ていきましょう。
1. 季節や世間の行事に合わせたイベント
季節のイベントは限定感や特別感を演出できるため、飲食店のイベントとしておすすめです。
具体的には、以下のような行事やイベントが挙げられます。
- 春:歓送迎会・お花見
- 夏:ビアパーティー・夏祭り
- 秋:ハロウィン・収穫祭
- 冬:クリスマス・忘年会・新年会
毎年行うイベントであれば、改善を重ねて年々内容をブラッシュアップしていくことも可能です。
2. 飲食店の記念日に合わせたイベント
お店の記念日に合わせた企画も定番で、たとえば以下のようなイベントがあります。
- オープニングイベント
- 開店◯周年
特にオープン時のイベントは、新規顧客獲得の大きなチャンスです。
さらに、そこで良い印象を与えられれば、その後も常連客になってもらえる可能性があります。スタートダッシュを切るには、必須のイベントとも言えます。
また、来店頻度が減っている常連客にもアプローチするには、開店◯周年のイベントが良いでしょう。
3. 時間帯限定のイベント
時間帯を絞って行うイベントも、集客には効果的です。
以下のように来店が少ない時を狙って開催すると、集客力が弱いタイミングの売上を伸ばせます。
- 午後5時までの入店でドリンクサービス
- 平日限定のキャンペーン
通常時よりもお得感のある内容にすることで、本来は来る予定のなかったお客様が来店することもあります。
さらに来店時間帯を分散させられるので、ピーク時の混雑を緩和しながら売上を伸ばせる点がメリットです。
4. 特別メニューや食材限定のイベント
特別なメニューや食材を主役としたイベントは、新規客にもリピーターにも人気です。
ラインナップはお店によりますが、たとえば以下のようなメニューのイベントが考えられます。
- 新メニューの告知イベント
- 看板メニューの割引サービス
- 旬の食材を使った期間限定メニュー
- 珍しい日本酒やワインの提供
新メニューや看板メニューを無料で提供するイベントは、比較的取り組みやすいでしょう。「◯◯円以上の注文で1品無料」とすることで、一定の利益は確保できます。
また、割引や無料の対象とすることで、売りのメニューを多くのお客様に味わってもらえる点がポイントです。今後のファン化にもつなげやすくなります。
5. コラボ企画によるイベント
コラボイベントを行うと、企画相手の顧客にアプローチできます。
自店舗を認知していない層にアピールができるため、おすすめの方法です。
以下はその一例で、大小さまざまなコラボが考えられます。
- 近隣商店街と連携したスタンプラリー
- アーティストを招いた音楽イベント
さらにコラボ相手が知名度の高い企業や人であれば、飲食店のブランドイメージも向上します。
認知度アップにつながる他、かかる費用を相手と折半できるなど、コラボ企画にはメリットが多いです。
6. SNSを活用したイベント
飲食店はInstagramとの相性が良いため、以下のようなSNSを活用したイベントも集客効果を期待できます。
- 指定のハッシュタグで投稿すると1品サービス
- お店の投稿をリツイートで割引
SNSの投稿はお客様のフォロワーに届くため、今までお店を知らなかった人に認知してもらえる点が大きなメリットです。
特にハッシュタグを使ったキャンペーンは、よく行われている手法です。地域名や料理のジャンルのハッシュタグで飲食店を探す人が多いため、新規顧客獲得につながります。
SNSのイベントは特別なものを用意する必要がなく、いつも通りの営業で1品無料にするだけでも開催可能。
準備の手間や広告費用がかからないので、手軽に取り組みやすいイベントです。
SNSを活用した集客方法は「飲食店がSNSで売上・集客につなげる8つのコツ!成功事例や注意点も紹介」で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。
【5ステップ】飲食店で集客するためのイベント開催までの手順
ここからは、実際にイベントを開催するまでの手順を紹介していきます。以下5つのステップで進めていきましょう。
- イベントの目的やターゲットを決める
- 目標を立てる
- 企画・立案をする
- 必要な人員や食材・備品等を手配する
- 告知・宣伝活動をする
順番に説明していきます。
1. イベントの目的やターゲットを決める
イベントを行う際は、はじめに目的やターゲットを決めましょう。たとえば、以下のような内容です。
- 新規集客
- 来店回数が1~2回の層
- すでにリピーター化している店舗のファン
- 短期集中の売上アップ
- お店の認知度向上
- 新メニューの宣伝
- ブランディング
- リピーターへの感謝・還元
飲食店の中には「せっかくイベントを行うのだから」と、一度に色々な目的を果たそうとするお店もあります。しかし、それはおすすめしません。
ターゲットを広くしすぎると施策がどれも中途半端になり、結果が出にくくなります。しっかりと集客につなげるには、目的とターゲットを定めましょう。
2. 目標を立てる
次に、決めた目的に合わせて、以下のような目標を立てていきます。
- 売上目標
- 来客数
- アンケート獲得数
- メルマガ・SNSの新規登録者数
目標を立てると、イベントの成果を数値で判断しやすくなります。
来客数の目標設定は必須ですが、意外と重要なのは名簿の獲得数です。
今後の売上につなげるなら、SNSの登録者数などの目標も考えておくと良いでしょう。
3. 企画・立案をする
次に、具体的な企画・立案を行います。立てた目標を達成できるようなイベント内容を考えてみましょう。
売上アップを狙うなら来客の少ない時間帯のイベント、認知度向上が目的ならハッシュタグキャンペーンを行うといった具合です。
また、売上目標や来客数から逆算して、かけられる予算を決めていきます。
4. 必要な人員や食材・備品等を手配する
イベント内容が固まったら、人員の確保や食材の手配などを進めていきます。
たとえば当日のスタッフが足りない場合は、系列店に応援を頼んだり、ホールスタッフを募集したりします。
いつもと違う料理を提供するなら、食材の価格を調べて仕入れ先を決定するといった作業も必要です。
また、コラボイベントを行う場合は、企画相手との日程調整も行いましょう。
5. 告知・宣伝活動をする
企画内容や日程などが決まったら、イベントの告知を行います。目的やターゲットに合わせて宣伝方法を検討しましょう。
チラシの折込やポスターの作成をする場合は、見積もりを取って仕様や部数を調整します。DMやSNSで宣伝するのであれば、写真や文面の用意が必要です。
準備が整ったら、イベントの数日から数週間前を目処に告知を始めていきましょう。
飲食店がイベントで集客をするための3つのコツ
飲食店がイベントで集客を成功させるには、3つのコツがあります。
- 目的やターゲットを明確にする
- イベント実施後の分析・評価を行う
- 次回来店につなげる工夫をする
それぞれ説明していきます。
1. 目的やターゲットを明確にする
イベントで集客するためには、目的を明確にすることが重要です。ターゲットや目的によって、イベント内容や告知方法が変わるためです。
たとえば新規集客が目的の場合、SNSやポスティングで告知をすると効果を得られます。
リピーターに感謝祭を行うのであれば、店内にポスターを貼ったり、LINEやInstagramなどで直接メッセージを送ることが効果的です。
目的やターゲットを定めておくと、費用対効果の高い集客が行えるようになります。
2. イベント実施後の分析・評価を行う
イベントは開催するだけでなく、結果を分析することも大切です。売上や来客数など、立てた目標に対して何%達成できたかを確認してみてください。
また、イベント時にアンケートを用意しておき、来店のきっかけを答えてもらうのも良いでしょう。
イベント目的なのか、通りがかりに寄っただけなのかがダイレクトにわかります。
さらに、どの広告でイベントを知ったのかをお客様に聞くことで、次回以降の集客方法を改善できます。
3. 次回来店につなげる工夫をする
イベントで集客した際に大事なことは、同じお客様にまた来店してもらうことです。1回のみの来店で終わってしまうと、集客コストは非常に高くなります。
具体的に、次回来店につなげる工夫としては以下の例があります。
- 次回使えるクーポンを発行する
- 店舗アプリや公式LINEの登録を促す
アプリやLINEに登録してもらうと、今後のキャンペーン告知を低コストで送れる点がメリットです。
このように様々な工夫をすると集客しやすくなり、イベントの費用対効果が高くなります。
飲食店でイベントの集客をするための3つの告知方法
イベントの集客に効果的な告知方法は、主に3つあります。
- チラシ・ポスター
- SNS
- DM
1つずつ見ていきましょう。
1. チラシ・ポスター
チラシやポスターは、従来からあるオーソドックスな宣伝方法です。
チラシの配り方にはポスティングや折込広告など、様々な方法があります。
折込広告は新聞へ挟むだけでなく、地域のフリーペーパーへ依頼する方法もよく採用されています。
また、ポスターは既存客への告知なら店頭に貼り、新規集客なら近隣商店街などに貼ってもらうと良いでしょう。
2. SNS
飲食店のイベントでは、SNSを使った告知もおすすめです。特に画像がメインであるInstagramとは相性が良いですが、その他のSNSでも集客効果を期待できます。
例えばLINEは開封率が高いためイベント情報が届きやすく、Twitterならリツイートによる拡散を狙えます。
既存客と新規客の両方にアプローチできる点がSNSの強みなので、飲食店の集客手段として用意しておきましょう。
3. DM(ダイレクトメッセージ)
既存顧客へのDM(ダイレクトメッセージ)も告知方法として有効です。DMには主にメールと郵送があり、どちらにも良さがあります。
メールはコストや手間を最小限にして、たくさんのお客様へ送れる点がメリットです。受信側はスキマ時間にスマホで見ることもできます。
一方の郵送は、多くの情報を紙面で届けられる点がメリットです。常連客へのDMであれば、手書きで一言添えると喜ばれるでしょう。
DMにはメールアドレスや住所などの情報が必要になるので、アンケートに記入してもらったり、クーポン配布の条件としてアドレスを聞いたりして、送信相手のリストを獲得しておきましょう。